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学力の経済学12)「悪友は貧乏神」からどう逃れるか?

悪友から受ける悪い影響を逃れるためには、環境を変えることです。科学的研究をもとにお伝えします。

この記事を音声化したものです。内容を少し広げながら収録しております ↓

from:ありのまま@9 #教師生活20年 #潜在数秘術士

前回のブログでお伝えした問題児から受ける影響は

子どもの問題行動を引き起こします。

以下の記事です ↓

子どもや若者は、反社会的行為について、

友人からの影響を受けやすいということです。

もし、我が子が友人から受ける負の影響が大きいと感じたら、

どうすれば良いのでしょうか?

悩みますよね。

親ができることの1つに「引っ越し」があると思います。

子ども自身が悪い環境から抜け出すことは容易ではありません。

自分で環境を変えることが大人よりも難しいからです。

選択できる幅は大人よりも遥かに狭いのです。

だからこそ、親の出番なのです。

引っ越し、つまり「環境を変えること」

効果的なのは科学的に研究され、結論づけられています

アメリカの5都市で行われた

「新たなチャンスへの引っ越し」と命名された実験です。

この実験ではランダムに選ばれた貧困世帯に対して、

経済的に裕福な人々が暮らす高級住宅地の家賃が

無料になる家賃補助を提供し、引っ越しを促しました。

抽選で当選し、引っ越した世帯と

落選し、そのまま貧困地区に住み続けた世帯では、

子どもが窃盗や暴力で逮捕される確率は統計的に有意な差があったのです。

引っ越しをし、高級住宅地で環境を変えた家族の子どもが

逮捕される確率が低かったのです。

イギリスでも似たような実験が行われました。

その結果、

問題行動のあった子どもたちが、今まで住んでいた地域から離れたことによって、学校に対する態度が前向きになり、問題行動が減少した

ことが明らかになりました。

これらの研究は、引っ越しによって、

友人が変わり、生活習慣が変わり、

その結果、負の影響が小さくなって、

本来の自分に戻ることができたこと

を示しています。

実はこれ、僕は実体験をしております。

小学生の時、クラスが学級崩壊をしていました。

今思うと、僕も問題行動が多々ありました。

給食を食べ終わるとすぐに教室を抜け出し、

廊下で遊んだり、給食室に行って、

「揚げパンが足りません」

とか言って、もらって食べたりしていました。

周りは悪友だらけでした。

ほんと今振り返る、先生を困らせてしまい、

悪かったなと反省します。

しかし、僕には悪気はなかったのです。

その次の年、幸運なことに父の転勤で

転校を余儀なくされたのでした。

強制的な環境の変化です。

転向した先では、友達に恵まれ、

180度違う学校生活を送っていました。

まさに環境を変えることで

本来の自分に戻ることができた

という感じです。

これは両親が僕のことを心配して引っ越したわけではなく、

偶然の引越しだったのです。

僕って、強運の持ち主なのです。

あのまま転校をしなければ、

僕は全く違う人生を歩んでいたことでしょう。

心機一転する際に

環境を変えること

は大人になってからも有効だと思います。

泥沼にはまったような悪循環が起こっている時などです。

仕事でもプライベートでもです。

そういう時は思い切って

環境を変えることも1つの手ですね。

引っ越したり、仕事を変えることもあるかもしれません。

そこまでできなくても、例えば

自分で選べる集団を変える方法もあります。

趣味でやるサークルや勉強会などです。

良い波長を感じる集団に身を置くのです。

自分が入りたい集団があまりにレベルが高く感じる集団ならば、

まずはその集団にいるだけでもいいと思います。

ほんとにいるだけ。

発言しなくても、とりあえずそこにいる。

「そこのいる」という行動だけするのです。

きっと良い影響を受け、何かが動き出していきます。

実は僕も今、生き方を変えていこうと

環境を変えている最中です。

愉しいですよ。

一緒に愉しみながら、生きていきましょう!

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