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そうきたか!〜子供のユーモアあふれる表現〜

子供の発想や表現には度々感動する。そんな表現のユニークさを体験した話。

この記事を音声化しました ↓

from:ありのまま@9 #教員生活20年 #潜在数秘術士

朝の書斎より、、、

かっこよく書斎って書いたけど、

普通の部屋ね、普通の部屋。

ごめん、見栄はっちゃったね。


僕は小学校の先生を20年間やってきた。

その中で子供の素晴らしさを何度も経験した。

その1つに言葉の表現がある。

そこを表現してきたか〜

って感動する。

僕が担当していたクラスにエリナ(仮名)ちゃんがいた。

普段は大人しい。

授業で発表するタイプではない。

担任の僕に積極的に話しかけるタイプでもない。

遠くからじーっと見ている感じ。

家ではワイワイしているみたいだけどね。

エリナちゃんは周りをよく観察している。

そして、ボソッと素敵な言葉を残す。

僕もね、面白い子だな

って思ってた。

そんなある日の昼休み時間。

僕は廊下に立っていて、人を探していた。

「○くん、どこ行っちゃったかな?」

って。

そんな僕に女の子が近づいてくる。

エリナちゃんだ。

すーっと寄ってきて、僕の目の前で止まった。

下から僕の顔をじーっと見上げる。

なんだ、先生のこと好き

とでも言うのかな。

エリナちゃんがゆっくり口を開く。

告白がきたか。

満面の笑みで喜ぶ準備をする僕。

そして、ボソッと一言。

『先生の顔さ、、、、、油みそみたい』

油みそ?

どういうこと?

肌の質感のことを言っているの?

確かに日焼けしておみそっぽい肌の色していて

油分多めのお肌で、おでこが常に光っているけど、、、

イメージは確かに「梅宮達夫」さんだね。

でも今まで生まれてから一度もそんなこと言われたことない。


から全然思ってもみなかった。

でも、なんて素敵な表現!

そして、予想外の表現。

イイな〜

こんな表現。

イイな〜

好きだな〜

こんな表現。

好きだな〜

『先生の顔さ、、、、、油みそみたい』

キョトンとする僕に、2度目のアタックをするエリナちゃん。

「あ〜はっはっはっは〜

 なるほど、面白い表現だな〜

 でも、、、あんまり嬉しくはないな〜(大笑)」

子供の素敵な表現を大事にしつつ、

もうちょっと良い表現がいいな

って返事した。

もうちょっと良い表現は

例えば〜

『先生さ、、、高級な油みそみたい!』

高級をつければいいんかい!

大して変わんねーな〜

PS

たまには仕事全部捨てて、夕方夕陽を浴びながら

散歩しよ!

きっもちいいよ〜


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