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境界知能vs公務員 役所の現場で見た境界知能のリアル

公務員クエスト失敗おじさんの「ありのこ」です。
私は「現場の公務員」でした。

2023年に潰瘍性大腸炎かいようせいだいちょうえんという病気(=難病)のため国家公務員を当てもなく退職。

今は無職です。

〇〇省勤務ではなく出先機関に20年以上勤務していた事務系公務員です。

「出先機関にいた=現場にいた」ということ。

今回は20年以上現場にいた公務員の経験をもとにnoteの記事を書いていきたいと思います。


ホリエモンがよく話すクソリプ

ホリエモン(堀江貴文さん)が一時期やたらとクソリプの話をしてました。
(*堀江貴文さんよりホリエモンの方が通じやすいですね。よってホリエモンと以後は表記します)

クソリプとはツイッター(X)の話。
クソみたいなリプライ(返信)のこと。

ホリエモンのツイート(ポスト)に対してクソリプをしてくる人たちがいる。

ホリエモンは最初「アンチが悪意を持ってやっている」と思っていたそうです。

しかしある時に気づいた

この人たちは文章を読めていないんだ」と。

ツイッターでは1から10まで詳しく説明しません。
文字数の制限でできません。

だからホリエモンは「これはわかるだろう」という前提などは書きません。
そうすると文章の意味を読み取れな人がゾロゾロ出てくる。

文脈が読めない。
行間ぎょうかんが読めない。

文字は読めている。
だから識字率では「読める」はカウントされる。
しかし書き手が書いたことは読み取れない

ホリエモンが例に挙げているのは「しかし」がわからない人たち。

「しかし」がわかってないから「しかし」の前までがホリエモンの主張だと思っています。

「~~~~~~~しかしーーーーーーーー」という文章。
ホリエモンの言いたいことはーーーーーーーー。
文章を読めない人は~~~~~~~がホリエモンの言いたいことだと思ってしまう。

「しかし」は逆接の接続詞です。
「しかし」の前と後ろでは意味がひっくり返ってしまいます。
クソリプをしている人は「ホリエモンがそもそも言ってないこと」に対してブチ切れてくるわけです。

しかもクソリプをしてくる人は「ホリエモンがそんなことは言ってないこと」に気づていません
わざと意味不明な返し(リプ)をしているのではなかったのです。

ホリエモンが話すようになった境界知能の問題

ホリエモンはよく「文章が読めない人たち」をしていました。
最近はさらに一歩進んで「境界知能」の話をしています。

境界知能とは次のように説明されます。

知能指数(IQ)の分布において「平均的とされる領域」と「知的障害とされる領域」の境界に位置すること。
平均的ではないが知的障害でもない、知能指数にしてIQ70以上85未満の状態を指す。

ウィキペディア・境界知能の項目より抜粋

限界知能についてはちょっとセンシティブな部分がありますが、すでにnote記事にて取り上げています。

途中からセンシティブな部分があるので有料記事にしています。
途中までは無料で読めますので興味があればお読みください。

ホリエモンは去年(2023年)の後半に問題になった悪質ホスト問題についても境界知能の視点から語っています。

さらにホリエモンは「境界知能とエロ」へ話を進めます。

悪質ホストにて話題になったのは新宿・歌舞伎町です。
歌舞伎町でもう1つ話題になったことがあります。

女性たちがたくさん立っていた問題です。
自分のエロを商売にしているわけで、もちろん法的にアウトです。

警察も摘発に乗り出しているようです。

ホリエモンが境界知能で問題にしているのは法律や倫理の問題ではありません。
法律や倫理の問題はちょっと横に置いてください。

女性たちがたくさん立っているのを見て「あ!あそこに行けばいいんだ」となる
何も考えずにそこに立ってしまう女性がいる。
「何も考えずに」と書きましたが「何も考えることができない」のではないか?

ホリエモンいわく「ほかに安全でもっと稼げる方法がある」はずだと。
他の方法を考えないで「あっ!あそこに立てばいいんだ」となってしまう。

この手の話は深刻で別のVtuber(懲役太郎)さんも取り上げています。

結局は知能なのか?逆にぼろもうけする人たち

ホリエモンは取り上げてませんが、おもしろい本があります。

エロ2.0 「月収4000万円」Pornhuberが実践した「欲望を共有する」最速ファンマーケティング

タイトルは凄まじいですがものすごくマジメな本です。

著者はえむゆみカップル。
実際にカップルなのだそうです。

↑この動画↑を見て「エロ2.0~」を読みました。

いたってまじめな本です。

メンタリストDaiGo氏、推薦!!!
「これが最先端の稼ぎ方。個人のサブスク戦略の基本が意外とまともに学べます」
世界中に自分たちのファンを生み出し、わずか1年余の間に最高月収4000万円(!)を達成しました。
そんなZ世代の2人が実践した最強最速の「ファンマーケティング」「セルフブランディング」を初公開します。
新たなSNS時代の「新たなビジネス思考」「新たな生き方」「新たな価値観」を解き明かした1冊です

「エロ2.0~」の紹介文より一部抜粋

ホリエモンが問題にしている女性たちの正反対のタイプです。

えむゆみカップルのお2人は「サブスク型ファンクラブ」というのを使ってガチクソお金を稼いでいるそうです。

「エロ」✖「サブスク型ファンクラブ」の組み合わせです。

私にはさっぱりわかりません。
しかし私よりも断然に「知能」を使ってます。
そしてガンガン儲けています。

今は「中途半端な学歴を持っている」ことよりも「えむゆみカップルのようなタイプ」の方が知能的なのかもしれません。

中途半端な学歴とは

単にGMARCH (ジーマーチ)を出た「だけ」の人

くらいのイメージでしょうか。

GMARCH=学習院大学(G)、明治大学(M)、青山学院大学(A)、立教大学(R)、中央大学(C)、法政(H)

あくまでイメージです。

GMARCH (ジーマーチ)出身者でこのお2人ほどお金を稼ぐシステムを作れる人はどれくらいいるでしょうか?

えむゆみカップルは男女2人です。
確かに1人で歌舞伎町で立っている女性とは違うかもしれません。

しかしホリエモンが問題にしているのは「歌舞伎町で立っている女性たちは他にやりようがあるだろう」という話です。

「悪質ホストと境界知能」の話からだいぶ話が進みました。

悪質ホストについてはすでにnote記事にしています。
こちらも申し訳ありませんが有料記事です。

ただし途中までは無料で読めます。
興味があればぜひお読みください。

ホリエモンが中学以降は出会わない人たち

ホリエモンが和田秀樹さんとの対談で「境界知能」や「文章が読めない人」の話をしています。

そしてホリエモンは「そういう人たちとは中学校以降は付き合ってこなかった」とおっしゃっています。

19分45秒あたりから「境界知能」
21分35秒あたりから「文章が読めない人&中学校以降そういう人とは会ってない」

ホリエモンは「中高一貫校(進学校)→東京大学→IT業界」の道を進んできました。

小学校には境界知能の同級生も存在したはずですが・・・もうとっくに忘れちゃってますよね。

このようなエリート人生を歩んでいると周りに「境界知能」「文章が読めない」タイプの人はほとんどいない

少なくともホリエモンが認識できないレベルで周りに存在しない。
自分の周りに存在しないから、世の中で存在していることに気づかない

東京大学レベルの高学歴エリートが陥りやすい罠かもしれません。
そんな人たちがいるとは想定できない」と。

私も高校~大学で出会わなかった人たち

私の学歴を書いておきます。

地元の公立小学校→地元の公立中学校→埼玉県立春日部高校→(浪人・駿台)→中央大学

私は中学までは普通の人生を歩んでいます。
受験なる高貴な世界とは無縁の少年時代を過ごしています。

単に地元の小中学校に通いました。

高校埼玉県立春日部高校に通いました。
春日部はクレヨンしんちゃんで有名です。

Googleで「春日部高校 偏差値」と検索すると一番上に「71」という恐ろしい数字が出てきます。

私が春日部高校に通ったのは1990年代中頃ですが、偏差値70はありませんでした。

現在の校舎 この校舎になってから偏差値が爆上がりしたらしい

とは言え偏差値60はありましたので進学校と言って良いかと思います。
(当時は自虐的に「自称」進学校と言ったりしてました・・・)

ちなみに私は高校の時、成績がものすごくひどかったです。

化学の試験では学年ビリから2番目を取ったことがあります。
クラスではなく学年ビリから2番目です。

平均点が70点台の試験で28点しか取れませんでした。

そんな私が偏差値60以上の高校に入っても学力的な意味はなかったと思います。

とは言えホリエモンと同じで「限界知能」「文章が読めない」人はいませんでした

そして何よりも良かったのは「民度が高い」ことです。

このように言うと反感を持たれるかもしれませんが、事実です。

カツアゲなんてありませんでした。
されたこともありませんし、うわさになったこともありません。

「そういうオイタはしたことがあっても中学まで」という感じ。

いじめも同じ。

埼玉県立春日部高校は男子校です。

男子校出身だと昔は

男好きだから男子校って人、いるでしょ?

というクソな質問をしてくる人がいました。

今はLGBTQの観点(人権の観点)からこんな質問をする人は(ほぼ)いないと思います。
しかし1990年代にはそんな意識ないですから、こんなあほな質問をする人もいました。

では男子校にそういう生徒がいたかというと・・・1人だけいました。
「いました」というか「たぶんそうだろう」と。

でも誰もその生徒に「お前、男が好きなのか?」という質問はしません。
その人も仲の良いグループがありました。

同じ仲の良いグループの人も「お前、男好きなの?」なんて聞かなかったと思います。
自分からそのグループ内で話したかどうかは別ですが。

わが母校(高校)にはそのくらいの民度はあったということです。

「性格」の問題ではなく「そんな損にしかならないことはしない」という事だと思います。

高校での成績が悪かったので駿台での1年の浪人を経て中央大学に入ります。

はい、GMARCHのC、中央大学です。

ホリエモンの東大と中央大学は学力は断然に違います。
とはいえ中央大学にも「文章がまともに読めない」大学生はいませんでした。

ホリエモンが中学以降に出会わなかった人たち。
その人たちに私も高校~大学には出会わなかったわけです。

しかし就職したら出会うようになります。

公務員じゃないと出会わなかった人たち

元国家公務員です。
国家公務員でも〇〇省(=本省ほんしょうという)の公務員ではありません。

出先機関に勤務
出先機関とは現場です。

現場にいるといろいろな国民が押し寄せてきます

私は2002年から2023年の20年以上国家公務員をしていました。

20年も現場で国家公務員をしていると「ホリエモンが中学以降に出会わなかったひとたち」とも出会います

ここでは「ホリエモンが中学以降に出会わなかったひとたち」=「私が公務員じゃないと出会わなかった人たち」について2つのパターンを書きます。

特定の誰かではなく「よくある2つのパターン」です。

パターン1 まともに書類をかけない

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