アンケート結果に驚愕!自民・公明連立政権崩壊の可能性も~石破総理が令和の噓つき解散で1993年のデジャブか?
石破茂総理がまさかの速攻衆院解散!
衆議院選挙が今日2024年10月15日に公示されました。
石破総理の決断が良かったのかどうか?
正確に言えば「自民党・公明党」にとって良かったのかどうか?
X(Twitter)で衆議院選挙についてアンケートを取ってみました。
結果は・・・かなり衝撃的に偏ったものでした。
・【アンケート結果】衆議院選挙 どんな結果になって欲しいですか?
衆議院選挙が公示される前日10月13日にX(Twitter)にてアンケートを取りました。
その結果は以下の通りです。
衆議院選挙 どんな結果になって欲しいですか?
自民党で単独過半数:12.5%
自民党・公明党の与党で過半数:7.5%
自民党・公明党の過半数割れ:62.5%
わからない・何とも言えない:17.5%
(投票総数40票)
全体の回答数が40票だけとは言え、ここまで偏っているとは驚きです。
60%以上が自民党・公明党の過半数割れを希望しています。
実は自民党よりも公明党の方が厳しいかもしれません。
自民党・公明党で過半数確保を期待するのは10%未満。
わずか7.5%。
消費税率(=10% 本当に減税しないの?)に負けています。
自民党単独過半数を希望する人は消費税率には勝って12.5%です。
1割の支持はあります。
とは言え自民党単独過半数も自民・公明で過半数も目クソ鼻くその戦い。
自民単独で過半数と自民・公明で過半数を足しても20%にしかなりません。
自民公明の過半数割れ支持が約62%。
自民公明の過半数確保がちょうど20%
3倍以上も差がついてしまっています。
・自民党が衆院選に敗れて政権を失ったことは2回ある
アンケートの数字ではこれだけの差がついています。
でも「政治的なあまり熱狂はない」感じがします。
あくまで体感の話ですが。
1955年に自民党が結党されました。
その時以来、ほとんどの期間、自民党が与党にいました。
ただし衆議院選挙で負けて政権を失ったことが2回あります。
21世紀に1回。
20世紀に1回。
・2009年衆院選挙:麻生自民党👉鳩山民主党
まずは21世紀の政権交代から見ていきましょう。
2009年衆議院選挙は国民が熱狂していました。
熱狂の結果、自民党・公明党から民主党になんと190議席も議席が大変動しました。
民主党の独り勝ちです。
2009年の衆議院議員選挙で自民党(と公明党)が負けて麻生太郎内閣が終了。
民主党の鳩山由紀夫内閣になります。
日本に2大政党がやっと定着するかと思いましたが、民主党の内閣はわずか3代で崩壊。
2012年の衆議院選挙では民主党は100議席にすら遠く及ばない57議席に沈みました。
この民主党政権最後の総理大臣は野田佳彦。
2024年に野党第1党・立憲民主党の代表になった人です。
・1993年の衆院選:宮澤自民党👉細川日本新党
「自民党が衆議院選挙で負けて政権を失う21世紀ver」を見てきました。
今度は「自民党が衆議院選挙で負けて政権を失う20世紀ver」を見ましょう。
1993年の衆議院選挙です。
自民党が前回より-51となり過半数割れ。
しかし衆議院選挙前に自民党は分裂しています。
第3党の新生党は自民党が分裂してできた政党です。
第8党の新党さきがけの一部も自民党から分裂した政治家が参加しています。
自民党が事前に分裂していたことを考えると自民党は健闘したと言えます。
ちなみに民社党は今の社民党とは別の政党です。(社と民が逆になっているだけなのでややこしいですよね)
第2党の社会党が今の社民党です。
あまりに各党の議席が割れたので「自民党中心の連立政権」にするのか「野党中心の連立政権」にするのかすぐには決まりませんでした。
この時に暗躍したのが新生党の小沢一郎だと言われています。
衆議院第5党でわずか35議席しかない日本新党の細川護熙を総理にすることにしました。
これで小沢一郎は自民党に対して多数派形成に成功します。
非自民・非共産連立政権と呼ばれました。
1993年、やっとできた非自民政権でも共産党は与党になれなかったんですね。
非自民党である野党が共産党とどこまで協力するかは2024年現在の今でも論点になるテーマです。
1990年代からこのテーマに決着がついていません。
共産党は外しましたが、共産党以外の非自民党をまとめたのは小沢一郎だと言われています。
剛腕小沢と言われるほど力技です。
2024年の立憲民主党代表選挙で小沢一郎は野田佳彦元総理と協力してましたね。
立憲民主党は「昔の名前で出ています」という政治家がかなり多い印象です。
この点も立憲民主党に国民の支持が集まりにくい1つの原因だと思います。
1993年に自民党の宮澤喜一首相から日本新党の細川護熙首相に変わります。
ちなみに宮澤喜一首相は宮澤エマさんのおじいちゃんです。(母方の祖父)
・鳩山・民主党は308議席、細川・日本新党は35議席
無理やりなのは承知の上で「2024年の衆議院選挙が2009年の政権交代前と1993年の政権交代前とどちらが似ているか?」を比較すると「1993年の政権交代前に似ている」と感じます。
2009年の政権交代前には国民の政治的熱狂がありました。
「民主党政権になればなんでも良くなる」
こんな熱気が無党派層にありました。
「民主党政権になればなんでも良くなる」なんて後から考えると妄想でした。
しかし2009年の衆院選で、多くの無党派層は民主党に熱狂します。
ちなみにその前の2005年の衆議院選挙では無党派層が自民党に熱狂しています。
時の総理大臣は小泉純一郎で、郵政民営化だけを争点にした選挙でした。
小泉純一郎総理は、この前の自民党総裁選でボロ負けした小泉進次郎の父親ですね。
国民もいいかげんなもので、たった4年で正反対に熱狂しました。
しかし熱狂は熱狂。
国民は政治に熱狂して2009年に自民党(と公明党)から民主党へ政権が交代しました。
しかし1993年の政権交代は2009年の時ほどの熱狂はなかったように感じます。
熱狂というより空気が悪い感じ。
1988年にはリクルート事件が自民党を襲っています。
1992年には東京佐川急便事件が自民党を襲っています。
「自民党の政治とカネ」で大多数の国民に「いいかげんにしてくれよ」感が漂ってました。
難しく言えば「閉塞感」です。
そして宮澤喜一総理は「政治改革をやる」と約束していたのにできませんでした。
1993年に内閣不信任案が衆議院で可決され(かなり珍しい)、衆議院選挙に突入。
この衆議院の解散は「噓つき解散」と呼ばれます。
宮澤喜一総理が「政治改革をやると言っていたのにできなかった」のを嘘つきと呼ばれてしまいました。
1993年の衆議院選挙では新生党・新党さきがけ・日本新党といった新党は躍進しました。
新党の躍進は「国民の期待を受けた」とも言えますが、従来の既成政党に投票するのが嫌だったという冷めた結果にも見えます。
何よりも自民党が衆議院選挙で惨敗しておらず200議席以上も獲得しています。
自民党は衆議院選挙で過半数を取れませんでしたが第1党でした。
1993年当時は衆議院の選挙制度が今と違ったということもあります。
しかし2009年の民主党圧勝とは違っているのは1993年の政権交代に国民の熱狂がなかったように思えます。
(ただし政権交代が起こった後は細川内閣の支持率がすさまじく高かったです)
・1993年衆院選を繰り返す?~歴史は繰り返す ただし形を変えて
2009年の衆議院選挙で、自民党は200議席を大きく割り込み119議席にまで沈みました。
今回の総選挙で自民党が110議席前後まで沈むと予想している人はいないと思います。
しかし「自民党の議席数は他の政党よりも圧倒的に大きいけど、自民党は過半数を割り込む」なら可能性がありそうです。
もっと与党に厳しいと「自民党の議席数は他の政党よりも圧倒的に大きいけど、自民・公明で過半数を割り込む」すら可能性がありそうです。
「自民党の政治とカネ」に国民がウンザリしているのは1993年の衆議院選挙と一緒です。
そして石破総理は自民党総裁選挙のときと言っていることが違っていて、ブレブレ。
これは国民からは宮澤喜一総理が「平成のウソつき解散」で石破茂総理が「令和の嘘つき解散」とも見えかねません。
国民は政治に熱狂はしないで閉塞感を感じている。
こうなると1993年の衆議院選挙に似た結果になることもあり得ると思います。
議席の状況にもよるけど
自民党+公明党+?の3党連立政権になる可能性もあります。
?は日本維新の会か国民民主党かもしれません。
もしくは1993年の時と同じように非自民で連立政権ができるかもしれません。
各政党の議席数によっては自民党系と非自民党系で日本維新の会や国民民主党の取り合いになることもありえます。
そうなると日本維新の会や国民民主党から総理大臣が出る可能性もゼロではない。
「あなたの党から総理を出しましょう。だから我々と連立政権を組みましょう」と。
日本維新の会なら馬場代表を総理にする、と。
吉村共同代表は国会議員ではないので総理大臣になれません。
国民民主党なら玉木代表を総理にする、と。
なにしろ細川護熙総理の日本新党は衆議院で35議席しかなかったのですから、馬場総理も玉木総理があっても良い訳です。
政治の世界はいざとなったら何でもありの世界です。
衆議院選挙は今日公示されたばかり。
選挙は有力政治家の一言で大きく結果がひっくり返ってしまうことがあります。
だから何が起こるかは最後の最後まで分かりません。
でも1993年衆議院選挙の再来があり得ると思いませんか?
もう1度アンケート結果を載せておきます。
・今回の話をまとめます
ChatGPTが作ってくれたまとめ(箇条書き)
石破茂首相による衆議院解散
衆議院選挙が2024年10月15日に公示された。石破首相の解散決断が政権運営に有利かは不透明。
X(Twitter)でのアンケート結果
62.5%が「自民・公明の過半数割れ」を希望。
自民党単独過半数を望むのは12.5%、自公での過半数は7.5%に留まった。
自民党の過去の政権交代の事例
2009年:麻生内閣から鳩山民主党政権への大規模政権交代(308議席を民主党が獲得)。
1993年:宮澤内閣から細川護熙内閣(非自民連立政権)への移行。
2009年の政権交代と1993年の政権交代の比較
2009年:無党派層の熱狂で民主党が圧勝。
1993年:政治スキャンダルや閉塞感が背景で、熱狂より不満が主導した選挙。
2024年の選挙展望
1993年のような「閉塞感」の中での選挙と類似している可能性がある。
石破首相の発言ブレが宮澤喜一の「嘘つき解散」のように感じる危険性も。
今後のシナリオ
自民・公明が過半数割れする可能性もあり、その場合は第三極(維新、国民民主)の取り込みが鍵になる
維新の馬場代表や国民民主の玉木代表が首相になる可能性も考えられる。
note記事は以上です。
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