今日の川柳/No.6
今時に 染まらぬふりで 今を知る
「今時に 染まらぬふりで 今を知る」という川柳は、表面的には「今時(いまどき)」の流行や価値観に染まらない、独自の視点を持っているふりをしているけれど、実際にはしっかりと今の時代や流行を理解している自分を描きました。
この川柳は、流行や現代の風潮に対して距離を置いているように見せながらも、結局はその時代の影響を受けたり、しっかりと把握している自分を自嘲的に表現しています。つまり、時代に逆らっているつもりでも、無意識に今の価値観や情報をキャッチしてしまうという人間の矛盾を詠んだものです。
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