キミスカ就活研究室 in 大阪産業大学
在宅勤務になって3週間。
外で思いっきり体を動かしたり、リアルな人との会話ができないので、文字で発散させていたいと思います。
今回は昨年末に大阪産業大学で実施させていただいた、キミスカ就活研究室(就活セミナー)について記載します。
※2019年12月23日に実施したセミナーの内容になります
■キミスカ就活研究室とは?
私たちが運営しているキミスカは、下記をコンセプトにしています。
現在は売手市場にも関わらず入社後のギャップによる早期離職が発生し、企業・学生双方にとっての課題となっています。
その原因の1つとして、学生にとって内定をもらうことが就職活動のゴールとなっているために、エピソードを助長したり自分の本心でない価値観を発信している状況にあると考えています。つまり、自分を偽ってしまっていると。
そのような就職活動の状況を受けて、私たちは「偽らない就活を。」をコンセプトとして、学生がありのままの自分自身を表現できる環境を提供していきたいと取り組んでおり、その一環でこのキミスカ就活研究室を実施しています。
キミスカ就活研究室は、就活セミナーとして、学生に自己分析の行い方、エントリーシートの書き方、面接対策だけでなく、なぜ就活を行うのか?将来の自分の姿を想像してみるなど、学生自身に自分の価値観と向き合う時間を提供しています。
■今回のキミスカ就活研究室の舞台は「大阪産業大学」!
2019年11月に大阪産業大学のキャリアセンターの方とお話しさせていただくお時間を頂き、キミスカのコンセプトや、今まで行ってきた活動を紹介させていただきました。
嬉しいことに非常に共感くださり、今回のキミスカ就活研究室の機会を学内で実施させていただく機会を頂けました。
今回、集まっていただく学生は、「体育会」の学生。
私も長年ラグビーを行ってきて、色々な方から話を聞いていますが、「体育会」の学生は、多くの時間を部活に当てており、就活におけるスタートや情報収集が遅くなってしまう事が多くあります。
今回のキャリアセンターの担当者の方からのご要望は、「体育会」の学生に、「グループワーク」の体験機会を提供してほしいというものでした。
お話しさせていただいてから1か月後の12月23日にキミスカ就活研究室を実施させていただくこととなりました。
実際に行った内容を、どのような意図で行ったかも含めながら紹介させていただきます。
■学生に行ったこと・工夫したこと①
セミナー当日、体育会の21卒学生20名に参加いただき、私は正装のキミスカTシャツで気合入れて参戦!
今回頂いたご要望は、
「体育会の学生に、グループワークの体験機会を提供してほしい」
というものでした。
とはいえ、会社の説明会やインターンに参加した人は20名中2名(12月時点)。
まず、行ったこととして、
①就活の市場感のインプット
20卒の先輩方の就活のデータを用いた市場感の話や、売手市場といわれている中、求人倍率の実態について。
近年、大卒の学生たちの求人倍率は上がっています。
そのため、売手市場というのは間違いないです。しかし、その言葉だけを真に受けて、就活は容易だと思っている学生もいるのではないでしょうか?
上記の資料は規模別の求人倍率を表したもので、言葉だけを受け入れるのではなく、その中身を見ることも大切と伝えています。
またその他のインプットでは、市場感を伝えるとともに、なぜ自分が就活をするのかについても考えてもらいます。
そして、今回のセミナーで工夫したポイントは、
「インプットの時間をなるべく短くする」事を意識しました。
参加した学生にとっては、大切のはわかるけど、まだ自分事として捉える気持ちになっておらず、集中力が長く続かないのではないかと考え、今回のセミナーでは、導入のインプットを15分で切り上げ、メインのグループワークの実践にうつりました。
ここを短くしたことにより、学生も15分の内容を印象強く吸収してくれました。
■学生に行ったこと・工夫したこと②
次に実施したのは、メインの「グループワークの実践」です。
とはいえ、グループワークを初めて行う学生が多く、ただ実践しても学生のわからないまま、学びが少なくなってしまう可能性があると考え、下記を工夫しました。
「グループワークを2つに分けて実施する」
まず、アイスブレイクは自己紹介。
ここは、彼らにしゃべることに慣れさせることが目的です。
そして、1つ目のグループワーク。
4~5人1グループで、それぞれどのように説明するかを考えてもらいました。
テーマは比較的簡単で、全員が知っている事をテーマにすることで、学生の発言は活発になり、大きさの定義や、機能、用途について各チーム話していました。
まずこのワークでは、自分の考えを発言していくこと、さらに周りの意見を聞く姿勢を体現してもらいました。
各チーム、アレンジある発表(体で表現やコント風など)で、とても盛り上がりました。
発表後、次の質問を学生に投げかけました。
自分の考えを発信すること、周りの意見を聞くことはできていました。
ただ、チームで共通認識を持って誰に対して説明を行っていたかというと、みんなそれぞれバラバラ。
ここでは、グループワークでの共通認識を持つ大切さを意識づけさせました。
そして、その意識を持ち、2つ目のワーク。
あえて自動販売機をテーマに入れることで、考えやすい環境を整えています。
ワーク開始直後に、早速、「誰をターゲットにする?」と声が上がる班も出てきました。
さらに、どこに?ポイントは?など、チームで共通認識を揃える話し合いが出てきて、非常に活発なグループワークになりました。
今回、2つのグループワークに分けて、ステップを踏んでもらうことで、グループワークに対して、全員で共通認識を合わせることの重要性を学んでいただけました。
グループワークには、もちろん、役割を決めて個人でアピールする方法もあるとは思います。
ただ、人事目線で言うと、グループワークだけですべてを判断するわけではないので、個人の魅力よりもチームで盛り上がっている人たちに目が行きやすいです。
※ここは企業によっても違うとは思いますが。
グループワークののち、企業の探し方のインプットを行いましたが、グループワークで活発な議論を行ったこともあり、後半のインプットは非常に集中力の高い状態で、話を聞いてくれていました。
■参加した学生の声
では、実際に参加してくれた学生の満足度はどうだったのか、アンケート結果と感想を記載します。
【感想の一部抜粋】
・短い時間で内容の濃い講演だった
・これまで知らなかったことを分かりやすく説明して頂き勉強になった
・企業側から見ての学生の話が参考になった
・初めてグループワークが出来てよかった
・話す勇気や自分の意見を他者に伝えるのは難しかった
・自分から発言し、行動を起こすことが大事だと知れた
・グループワークは初めてだったので、最初は戸惑ったが慣れてきて楽しくなった
・グループワークがメインであったので、もう少し企業や業界について face to face で知れたらよかった
・内容は体育会向けというよりも一般向けのように感じた
多くの方に満足いただけました!
また、感想の中に、グループワークが楽しいという感想があったのは非常に嬉しかったです。
また、もっと企業や業界について知りたいや、もっと体育会に特化した話が聞きたいとの要望もあり、セミナーでも一度ですべてを伝えることはできないので、今後も回数を重ねて行きたいと思っています。
■今後の展開
キミスカ就活研究室は、冒頭にお話ししましたが、学生がありのままの自分自身を表現できる環境を提供していきたいと活動しています。
全国の大学やゼミ・部活などを周り、希望や要望に合わせて様々なコンテンツを提供していきたいと思っています。
※高知でもやってます!(こちら)
また、今はコロナウイルスの影響で、リアルに接点を持つことが難しい状況となっていますが、オンラインを用いて、このキミスカ就活研究室を提供できればとも考えています。
形にはこだわらず、できることを学生に提供していきたいと思っていますので、ご興味ある方がいましたら、学生でも大学関係者の方でも企業の方でもどしどしご連絡お待ちしております!
ありのままの末松
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