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ありまたや
2017年7月15日 22:26
1男は息をしていなかった。担架に乗せられ刑場から運び出された時も、誰もが死んだものと疑わなかった。 春の日差しが良かった、という者もいる。灼熱の太陽の下だったら、とても生きていなかっただろう、と。 ともかく男は生き残った。それが後々、大事件として人々に記憶されるようになるとは、露ほども思うことなく。 2男には弟子がいた。彼は、2番目に古参の弟子だった
2016年5月29日 23:39
■特徴1963年4月11日に発表。キューバ危機(1962年10月)の収拾や、宗派・宗教の融和(エキュメニズム)に努めたヨハネ23世が、遺言として作成したもの。ローマカソリック教会の回勅としては初めて、カソリック教徒だけではなく、「すべての善意の人々」に宛てて書かれています。■感想・キリスト教の表現が散見されるとはいえ、キリスト教の本というよりは、世界平和を熱心に希求する「節度ある常識人
2016年5月21日 15:46
キリスト教の第一の聖者である聖アンデレは、3つのエピソードで知られています。そのいづれにおいても聖アンデレは、誰かをイエス・キリストに引き合わせています。コミュニケーションの達人です。先ず、弟であるシモン・ペテロ(のちにローマ教会をつくります)をイエス・キリストの前に連れてきて、イエス・キリストの弟子にさせました(ヨハネによる福音書1.40以下)。後には、同郷のピリポに相談を受け、(ユダヤ人以