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X-H2とX-H2Sでシジュウカラ科を撮って気づいたこと

Xマウントに絞ってから


Xマウントに絞ってから、撮る対象が拡大し続けている。

こちらの記事にあるように、GFX50S IIを手放してX-H2Sを購入した。

X-H2との違いは、画素数少なめで高速連射が可能なので、咄嗟の場面や動き物を撮影する際に重宝する。

ローリングシャッターが少なく、4K60Pが安定的に撮れる動画性能も特徴的。

つまり、高画素機のX-H2と併用し、相応しい使えば、APS-Cというコンパクトなシステムで如何様にも撮れることになる。

X-H2で撮ったシジュウカラ科ヤマガラ

これまでの撮影の中で、ほとんど撮らなかったのが動いている小鳥。

たまたま、X-H2でこちらの写真が撮れたのが少し目覚めるきっかけになった。

たまたま何か視界に入り、思わずシャッターを切って気づいたのがシジュウカラだった(正確にはヤマガラらしい)。

何枚か撮っていくうちに枝にしがみついている可愛らしい姿を収めることができた(ちなみにPhotoshop CCでノイズを低減している)。

SS 1/75、F/5.6、ISO1600、焦点距離206.5mmで撮影

高画素機であるX-H2の良いところは、トリミングしても十分なデータが残るところ。

それが次の写真。

鳥瞳AFもバッチリ

水浴びしたかったようで、結構音を立てて池の水を浴びていた。

夕日が良い感じで顔に当たっている

それをトリミングするとこんな感じ(撮影条件は同じ)。

可愛い、可愛い

周辺景色を入れてもサマになるし、トリミングしても形を残してくれる。
それがX-H2で撮るメリットのように思う。

X-H2Sでシジュウカラ科ヤマガラとヒガラを撮ったら


次に届いたばかりのX-H2Sでヤマガラを撮影してみた。

まずはトリミングなしで。

SS 1/640、F/5.6、ISO3200、300mmで撮影

画素ピッチが広い分、空気感のようなものが感じられ、より自然に見える。

それを写真としてまあまあイケる感じにトリミングするとこんな具合。

蜘蛛の巣の中の蜘蛛か虫を咥えているようだけど、詳細は判別しにくい。

36%にトリミングすると、細かいところまでの描写は足りないみたい

あちこち枝を飛び回っている姿(正確にはヒガラらしい)を撮影しトリミングしたらこんな感じ。

針葉樹の葉の隙間から

さっきの写真よりは距離が近かったので、トリミングの比率は一緒であってもより大きく写っている。

これくらいなら、ふわふわ感も伝わるよね。

X-H2Sを使い始めた初日だったけど、シャッターフィーリングはとても軽く感じた。

画素数が少なめでバッファにも余裕があるので、SDカードオンリーでの使用でも簡単に高速連射できてしまう。

鳥瞳AFもバッチリだし、追従もまあまあできている。
ファームウェアが5.01って、最初はどんだけ未完成だったのか、とつっこみたくはなるけど。

X-H2とX-H2Sのどっちが小鳥撮影向きか?


X-H2Sはまだ使い始めたばかりなので、どっちが優れているかとかはあまり言いたくない。

ただ、XF70-300mmのように、小鳥を追うには望遠端が短いレンズでそれほど連射しなくてトリミングで細部も描写したいのなら、X-H2 + XF70-300mmの組み合わせの方が良い気がする。

X-H2Sの性能を引き出すのは、XF150-600mmの組み合わせが最適なように思える。

私個人としては、野鳥のかわいさを認識しつつも、それほど野鳥撮影に動機付けられず、フィールドでの撮影機会もあまりないので、今のところXF150-600mmを追加購入する予定はない。

それよりも、X-H2Sの動画性能を生かした使い方をしたいと思っている。

X-H2SとXF70-300mmの組み合わせを選択する場合は、トリミングしない動きもの撮影の際になると思う。その方がフットワーク軽く動けるので。

この記事を書いてみて、改めてX-H2の良さに気づくとともに、XF70-300mmの便利さを認識した。

X-H2とX-H2Sはどちらもお勧めなので、片方お持ちの方で、もう片方も気になっている方は両方とも持たれることをお勧めしたい。

では、今回はこの辺で。Shalom!


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