XF50mmF2 R WRの使い心地
先日購入したX-H2のレンズ用に買い直したXF50mmF2 R WR。
実は、以前X-PRO2を所有していた時に持っていました。
その時の様子は少しこちらの記事に書いていますので、まだの方はご覧いただけると嬉しいです。
さて、200gで6cmほどのコンパクトなレンズなので、X-H2につけっぱなしで持ち歩いていても重さが苦にならず、改めてとても楽な印象を受けました。
北大植物園を歩いて少し撮ったのですが、散歩メインでたまに撮る、みたいな気軽なスナップで相応しいかなと実感しました。
逆光下あえてF16まで絞るとゴーストが発生します。絞り開放くらいでは全く発生しないので、光学設計はよろしいんではないでしょうか(上から目線)。
今度は木陰を生かして撮影してみました。
撮り方次第で落ち着いた雰囲気に仕上げることができます。
APS-Cの50mmレンズでフルサイズ換算76mm相当になりますから、中望遠レンズ的な位置付けになります。
被写体との距離を少し保った形でボケを活かす撮影には向いていますね。
ただ、その分寄れません。
ライティングを工夫しても寄れないので被写体が輝かないのが残念。
マクロレンズ的な使い方は、望遠レンズの方が向いています。
それでも、少し離れたところから撮影して周辺部をトリミングすれば、被写体がそれなりに活きてきます。
ただ、この写真を撮っていると、やはりマクロレンズが欲しいな。
で、軽量で等倍のマクロレンズといえばこちら。
特に、この方の写真を見ると、欲しくなってしまいます。
今のところ、XF30mm、XF70-300mmを購入しようかなと思っています。
北大植物園の閉館時間が近づいたので、こちらのフジを撮って締め括りました。
ちょっと暑さと乾燥にやられてしまったようですが、フジの鮮やかな青紫をVelviaが引き立たせてくれました。
XF50mmF2 R WRは気軽な散歩レンズとして最適で、高い描写力と綺麗なボケ感を出してくれます。
ただ、最新設計の高額なレンズと比べると、ややAFが遅く、寄れないといった部分も気づかされてしまうので、今となっては他のより高性能なレンズが欲しくなってしまう、いわゆるレンズ沼に引き込む危険な撒き餌レンズとも言えるでしょう。
特にサイズ感から、X-Eシリーズや、X-S10,S20にはとてもフィットするレンズではないでしょうか。
では、今回はこの辺で。