LUMIX S5ではなくS1を購入した訳は、SSWF、耐低温性能、ファインダーの良さ。
2018年にLeicaとLマウントアライアンスを組んだパナソニックのフルサイズミラーレスは発売当初から気になっていた。
ただ、
S1Rは画素数が多く、重いし高価だし元々購入意欲が湧かなかった。
以前Leica SLを所有していた私にとって、S1は馴染みのスペックであったが、重さが約1kgあることで購入するのを躊躇していた。
2020年9月にS1のコンパクト版的な存在、S5が登場し、レビューなどでも高評価だったので、どうしようかな、と思っていた。
とはいえ、その頃は、Nikon Z6が手元にあったので、似たスペックを持つのはもったいないということで見送った。
その後、Nikon Z50やSONY α7Cを買って少し使ってみたが、昨今の情勢もあって、使う機会も限られていたので手放した。
規制が解除され、ある程度自由に動けるようになってから、再びカメラ熱が湧き、リハビリがてらに手にしたのがNikon Zfc。
使っているうちに、ダイヤルの操作性と写真を撮る喜びを感じ、次の段階に進もうとミラーレスフルサイズを買うことを決めた。
(Zfcを持つと、ある程度は楽しめるものの、フルサイズが欲しくなるw)
当初は、Nikon Z6IIやZ7IIを検討したが、AFの精度や操作性が合わずにZ6を手放したこともあるので、他社を考えた。
そして、色々調べているうちに、コスパの良いS5を買おうかなと思った。。
しかし、
様々なレビューを見ているうちに、センサーにゴミがつきやすいという欠点があることに気づいた。
センサーのゴミは、あると写りに影響するし、素人では取りにくいので、CANONのRFシステムのように、できるだけつかない仕組みがある方が望ましい。
海岸や砂地での撮影もするので、ここがまず大きなネックになった。
そして、私が現在拠点としているのが札幌。
冬はマイナス10℃くらいには必ずなる。他の北海道のエリアではもっと気温が下がることもある。
かつて、SONY α7IIで真冬の旭川で撮影したが、あまり使えなかった残念な記憶がある。
北海道での寒さにも耐え得るような堅牢ボディである必要がある。
歳を重ねると視力の衰えもあるから、ファインダーや背面液晶は見やすい方がいい。
結局、たまたま見たネットで見た美品中古が破格の135,000円だったことが後押しして、S1を買うことに決めた。
手にすると、SLを想起させる、しっかりとした作りで所有感も湧く。
操作のしやすさ、メニューの見やすさを実感し、使っているのがとにかく楽しい。
既に3年を経過しているモデルだが、G9PROのように、ファームウェアをUPデートしているので、進化し続けている(2022年7月が最新版)。
シャッター耐久回数が40万回でスチル機として信頼できるだけでなく、4K/60pが撮れるのも大きい。
重さが1kgあるが、F/1.8の軽量単焦点レンズ群があり、たとえば、LUMIX S 50mm F1.8を装着すれば、合計で1.3kgほどなので、極端に重いというわけではない。
ボディ本体が大きい分、ある程度の重さのレンズであっても、フロントヘビーになりすぎず、ボディ内手ぶれ補正が強力な面も相まって、三脚なしでもある程度撮れるので、意外とフットワークが効く。
噂では、近いうちに、S1を置き換える存在となるS5M2が出るようだが、画素数等、スペック面で期待できそうなら、買い足そうと思っている。
でも、S1はベーシック以上のスペックなので多分手放さない。
屋外でのフィールドカメラとして、S1はしばらく活躍してくれることになりそうだ。
では、今回はこの辺で。