見出し画像

夜撮影していくうちに、スナップで収めたい景色が分かってきた気がする。


仕事でも、プライベートでも、全く知らない人に話しかけるのは、全く抵抗ない。

ただ、写真を撮るために近づくのは実は結構苦手。

近づけば近づくほど、より臨場感や人の持つ雰囲気、思いなどが感じ取れて、ドラマチックな情景を描写できるのは分かる。

でも、心の準備ができていないのに、いきなり知らない人にグッと近寄られて、作品として付き合わされるのは、あまり好まれないのではないだろうか。

私自身は、人に道を聞かれるタイプで、見るからに優しそうだから、写真を撮るのは得だね、とある人から言われたことはある。

確かに、そうかもしれないと自覚することもある。

そんな私でも、グッと近寄られるのはComfort Zoneを侵害されるような気がするし、実際、好きではないので、自分からもなるべくしないようにしている。

人が写り込んだスナップは、35mm〜50mmくらいのレンズが相応しいらしいが、私にとっては85mmくらいが合っている。

本当は135mmくらいの方が人の顔形が崩れないし、圧縮効果もあり、人物を際立たせてくれるけど、手頃の重さのF2以下の単焦点レンズはないので、今のところ、85mm F1.8のレンズがベストになっている。

夜の撮影は、様々な背景を抱えている人もいるだろうから、どの場所のどの辺で撮ったとかは記さずに、モノクロに仕上げたものにしたい。

日常を邪魔せず、傍観者的になること。

作品撮りをしようとかではなく、風景写真のように人を撮ること。

風景写真に動物が写り込むように、風景の中に溶け込んでいる自然な姿の人々の動きを撮る。

または、人がその景色の中で際立っているような情景。

ただ、

表情を撮りたい自分と、ここは遠慮しようと葛藤している自分がいることは確か。

撮らせてもらう以上は、できるだけ自然で、格好良く、または綺麗で、凛としている姿を収めるようにしたいといつも思う。

こちらの一枚は色々なタイミングが重なっている。

そして、試行錯誤してながら撮っていくうちに、次第に自分が撮りたくなる景色に出会うようになる。

こちらの一枚で、私がスナップで撮りたい写真がどういうものかが見えて来たように思った。

景色に溶け込む自然な姿と他の対象物との対比が自分が撮りたい方向性。

これからしばらくはこのことを中心に撮っていきたい。

では、今回はこの辺で。

Shalom!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?