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Lumix S1を手放した理由

先ほど、下取交換のために数ヶ月所有していたS1が旅立った。
こちらの記事にあるように、しばらくは使い続けるつもりだったけど、いくつかの理由のために手放すことになった。

1. やはりS1は重かった

先日、こちらの記事にあるように、Fujifilm GFX50S IIレンズキットとS1+70200F4で撮りに出かけたのがきっかけ。

実感したのがラージフォーマットとS1を一緒に持って歩くのはしんどいということ。

約3.5kgの機材を持ちながら、車なしで雪道を歩くのはかなり体力を使う。
もう少し軽ければ、もっと楽に、撮りたい場所まで足を踏み入れることができただろうと思う。

2. GFX50S IIが最適だと分かった

冬に撮影して気づいたのは、自分はそれほど風景写真に動機付けられないということ。

山に登って雲海を撮影することもなければ、野生動物を待ちながらじっとすることもない。

移動手段は公共交通機関と徒歩。

街中の人の動きを捉えることや、身近な世界を切り取ること、祭り等のイベントを傍観者的に撮影することが中心。

そのためには、手ぶれ補正は必須だが、ボディの強靭さはそれほど必要ではなく、比較的コンパクトなシステムで撮影できればいい。

その点、最近入手した富士フィルムのラージフォーマットGFX50S IIは、S1同様、耐低温、防塵防滴、そして強力な手ぶれ補正が付いている。
さらに、より軽いのでフットワーク軽く歩ける。

ラージフォーマットの5,000万画素なので、GFX100Sほどではないにしても、遠景までシャープに解像するため、重い望遠レンズがなくても大丈夫。

であれば、S1には悪いけど、GFX50S IIの方が便利かなと。

3. パナのプライスダウンは少し不安

昨今の事情で、カメラメーカー各社は軒並み値上げで、ユーザーとしては懐が痛くなる。

その一方で、パナソニックだけがレンズを中心に大幅にプライスダウンすることになった(全然売れてなくて、在庫を抱えているのでは)。

そのこと自体は、先日出たばかりのS5IIをきっかけに、これからユーザーになる方には嬉しい内容だし、PROレンズを買いたかった方には朗報だろう。

元々大阪の家電メーカーだけに値下げ戦略を取るのは分かる気がする。

でも、新品で買った人はどうなの、という印象を受ける。

パナソニックは、カメラ本体も値下げしやすい。

それだけでなく、ユーザーも多くないため、買取価格もあまり高くない。

最新の新製品を買ったら早めに買い替えるか、使い倒すしかなくなる。

どうせ値下がりが大きく、出立ての新品での動作不良でヤキモキするくらいなら、ファームウェアのバージョンアップした中古で買った方がお得感がある。

とはいえファームウェアのバージョンアップは数年で同製品がかなり進化するものの、メインテナンス等の面でユーザーに優しくないという声もちらほら聞く。

この辺りは、メーカーも自覚しているが、ただ、本当に対処されているのか、やや疑問が残る。

マーケティングやPRには熱心だが、ユーザーをフォローするようなフレンドリーさはあまり見られない。Webサイトを見ていても、パナソニックのカメラのページは物足りなさがある。

この辺りは、総合家電メーカーだからか仕方がないのかもしれない。
とはいえ、それでも、SONYの方が充実しているんだけどね。

富士フィルム、Nikon、CANONとは違うように感じる。

4. S1を使い続けるとしたら

もし、自分が今後もS1を使い続けるとしたら、車で移動しながら主にアウトドアで持ち出し、風景写真を撮り続けるスタイルが合っていると思う。

Lumixならではの絵作りはもちろん、カメラのデザインや剛性、素直な描写、3軸チルト式の可変液晶モニタ、高画素のEVFなど、さすがプロ用に考えられて作り込まれた良いカメラであることは間違いない。

私が使用していたものは、丁寧に扱っていたし、使用期間も短いので、S1が手頃な値段で欲しいという方に渡ってくれたらと思っている。

では、今回はこの辺で。Shalom!




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