Return of the Obra Dinnクリア感想
前々から気になっていた謎解きアドベンチャー「Return of the Obra Dinn」をクリアしましたので感想をば。
めちゃくちゃ楽しかったです!
推理小説とは違い決まったシナリオがないので自分勝手に捜査ができますし、マーダーミステリーにちょっと似ていますがゲームならではの演出と没入感があります。
Nintendo Switchのストア、Steam、PlayStationStoreから購入できます。
プレイヤーは、無人で帰還したオブラ・ディン号の謎解明を任された調査員となって船に乗り込みます。
遺体の形跡から死の少し前の映像を見ることができる懐中時計と手記を手に、60名いた船員・乗客の安否を確かめるのが目標。
調査員は
・人物の名前
・死亡しているなら死因
・生存しているなら逃亡先
を明らかにしなければなりません。
エンディングが複数あると知っていたので、一回目は本筋を追いつつ調査率低めで終了。(プレイ時間5時間程度)
何の成果も得られませんでした!と土下座したくなるような結果に……。
二回目は完全クリアを目指してすべての人物の死因と生存先を埋めました。(プレイ時間4時間程度)
死の直前の映像を見れば死因が特定できるものがほとんどですので、おそらく苦戦するのは「この映像にうつっているのは誰だ?」ということでしょう。
個人的に見つけたコツは、会話ログがあるならしゃべっている言語でどこの国の人間か絞り込むこと。
名前が出たのなら周囲にそれらしき人物がいないか確認すること。
服装やよく映像で見かける場所から役職を予想すること。
加えて、一回目は「完璧な情報」にこだわっていたのですが、二回目は消去法を使うことで完クリできました。
このゲームは、名前と死因(もしくは生存先)の記入が正しい者が3人になると、確定情報として手記に刻まれます。
3人ごとに答え合わせがあるのです。
これを利用して、「この2人の名前と死因は合っているだろうな」と目星がついたのなら、「この人、兄弟がいるみたいなんだけど、どっちが兄でどっちが弟か分からないんだよな」という不確定事項がある人間の「迷っている選択肢」をひたすら当てはめていきます。
2人合っている自信があれば、あとの1人は当てずっぽうでやってみる、ということです。
正直難しいので、これをやらないとクリアは無理だと思います。
アドベンチャーゲームは厳しい時代になった、と巷で聞いておりますが、これはやる価値ありです。
謎解きや推理が好きなら楽しめると思います。
オブラ・ディン号がなぜこのような悲劇を遂げたのか、なんとなくは分かったのですが自信がないのでこれから考察サイトを見てこようかと。(他力本願)
同じ発売元で違うゲームがあったらそれもプレイしてみたいです。