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AMHについて患者さんが勘違いしていること

こんにちは、胚培養士arikoです。
今日は、不妊治療をするときに検査されるAMH(抗ミューラー管ホルモン)に焦点を当てていきます。

まず、AMHとはなにかについて。

AMHとは、卵巣の中に卵子がどれくらい残っているかを調べるための検査(血液検査)です。卵巣予備能検査ともよばれます。
これから育つ卵から分泌されるホルモンで、体外受精ではこのAMH値をもとに、刺激法を決めていきます。

年齢ごとに基準値があり、それをもとにドクターは、
『あなたはAMH値が低いですね。32歳ですが、40歳くらいの値です。』
などと説明するわけです。

ここで、患者さんは相当ショックですよね。

30代の方が、40歳相応の卵巣と言われたら、もう私妊娠できないかも!
となってしまうと思います。

ご相談でもよく、AMH値が低いと言われたんですけど卵子育たないんですかね、妊娠できないんですかね・・・。と言われます。

でも、安心してください。(急なとにかく明るい安村感)

AMH値が低いからといって妊娠できないわけでも、卵の質が悪いわけでもないんです。

AMH値はあくまで、残っている卵の数がわかるだけ。

極論、1個のすごく質のいい卵子が排卵(採卵)されれば、妊娠可能なわけです。

そのためにできることは、心身が健康であること。

こんな話、いろんなところでされていて聞き飽きているかもしれませんが、やっぱりできる限りのストレス回避と、食事の内容は大事です。

あと、私は鍼灸治療や中医薬(漢方薬)服用もとってもおすすめしています。

自分の身体の体質的に、どうしても足りない部分や滞っている部分って誰にでもあると思うのです。

鍼灸や中医薬などの東洋医学は、そういった体質の改善にはとても向いています。

AMH値が低いと言われた方は、体質改善をしてより卵の質を上げることを意識してみてください。

そもそも、数が多ければいいというものでもないですしね。
たくさん採卵できても全部育たなかった!という方だっていらっしゃいます。

ということで、今日はAMHについて患者さんがよく勘違いされていることについて書いてみました。

ご質問等あれば、お気軽にコメントくださいね。

それでは、また〜^^

ariko

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