ファイナンシャルプランナー×中小企業診断士の家計簿 17【家計やりくり⑨】生活費の節約:水道光熱費編、SDGsを意識してみる
生活費の節約術、その2、水道光熱費編です。
食費に続いての投稿になりますが、実は、水道光熱費をうまく節約していくことは、SDGsへの貢献にもなるのです!
SDGsとは
SDGsは、Sustainable Development Goalsの略で、国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のことです。
要は、
これから色んな環境変化があると予測できるけど、
みんなが豊かに暮らしていけるような社会を、
みんなの手で作っていこうね
っていうことで、そのための17個の目標がこれになります↓
最近では、企業も積極的に取組んでますってアピールで、この目標をかかげるところも増えてきています。
で、なぜ、家庭でも貢献できるかというと、それぞれのゴールを見ると意外にも関係ありそうなものばかりなんですね。
前回投稿の食品ロスを減らす話は、
2. 飢餓をゼロに
12. つくる責任 つかう責任
14. 海の豊かさを守ろう
15. 陸の豊かさも守ろう
あたりに寄与します。
特に、目標12のターゲットに、明記されていたりします。
そして、今回の投稿内容となる、
水道光熱費の節約は、特に、
7. エネルギーをみんなに、そしてクリーンに
ってところですごく貢献しますね。
企業においては、これらの取り組みをしていると、その企業の評価が向上し、投資家たちからの出資を受けられたり、信用力が高まることで、新しい取引先が現れ、新規事業が生まれたり、優遇税制が利用できたり、とメリットとなることは増えています。
しかし!
家庭には、大きなメリットはまだありません。
「節約」という意味では、横道的な話になってしまうかもしれませんが、社会は、各家庭の集合体ということもあり、子や孫へつなぐ社会を継続性のある社会にしていくことが、我々の責任!って少し視野のひろい考え方をするのも、いいことではないでしょうか。
おそらくそのうち、世帯当たりの水・エネルギー使用量が低い世帯には、税の軽減や、水道光熱費の基本料金が差し引かれるとか、目に見えるメリットが出てくるとは思いますし、何より、社会への貢献っていう役割を果たしているという自負が芽生えることも、いいことですね。
水道光熱費の節約
水道光熱費は、総務省統計によると、21,951円/月(二人以上世帯)が平均となっています。
これが毎月かかるとなると、少しでも安い方がいいですよね。
イメージとして、水道光熱費って、使った分だけ、お金がかかるって認識だと思いますが、その通りで、
■水道代
■電気代
■ガス代
どれも、ほぼ基本料金+従量課金制となっています。
従量課金制っていうのが、使った分だけお金がかかるというものです。
そして、これらを節約していくためには、その仕組みをある程度理解しながら、削っていく必要があります。
そして、すべて細かく書こうと思ったのですが・・・
超絶よくまとまったサイトを発見したので、こちらを参考にしてください。
↓↓↓
こちら
ほんとによーくまとまっています。
すべての策を実施すると、約50%ほど水道光熱費をさげることができるというものです。
ただ、注意しなくてはならないのは、水道光熱費を下げる代わりに、家電購入費などは、別途かかってしまうということですね。
従量課金分を減らす
水道光熱費を下げる、基本的な方法は、前述した2つです。
つまり、
❶基本料金を下げる
❷従量課金分を下げる
です。
従量課金っていうのは、携帯のプランをイメージすればわかりやすいかもしれません。
例えば、電気料金でいえば、月の使用量が、〇〇A(アンペア)までは、〇〇円です。それを超えるにしたがって、○○kWhごとに〇〇円かかりますって、プランが多いです。
超えた分のところですね、従量課金っていうのは。
この場合、最初の〇〇A(アンペア)までの使用料金が、基本料金にあてはまります。
そして、❶を実行しようとすると、この基本使用量〇〇Aを下げるっていう手はあります。月々、どれくらい電気を使用するかをしっかり把握してから、プランを変更することになりますので、一度チェックしてみることをおすすめします!10分で確認終わるのでw
❶の基本料金を下げることに関しては、電気とガスセットプランにするとか、そういったことも考えられますが、結局、そこまで大きくはかわらないなっていうのが、所感です。
もともと電気、ガス、水道は、国が行っていた事業なので、暴利ということはないからです。もちろん、最近では、民間に委託されつつあるので、多少の変動はあるかもしれませんが、結局は大きく変わらないかもしれません。
ということは、やはり、❷をなんとか減らしていくことを考えた方が良さそうです。
中でも、上で紹介したサイトにも書かれていますが、「電気代」には削りシロが多いです。
オール電化が進んだこともありますが、きづかないところで、電気代が発生してしまうことが多いからです。
そこで、一度従量課金の計算を見てみると、
従量課金額 = 〇〇円/kWh ✖ 〇〇kWh
という式になりますが、〇〇円/kWhというのは、契約単価になります。
後者の〇〇kWhというのは、電化製品を使った量ということになりますが、例えば、ドライヤーを使うのもその例になりますが、ドライヤーを10分使った場合、
30 円/kWh ✖ 1.2 kW ✖ 10/60 h = 6 円
がかかるというものです。
(契約単価を30円/kWh、ドライヤーの消費電力を1200W = 1.2kWとする)
消費電力は、だいたいの電化製品に書いてあります。
〇〇 W って、表示ですね。
従量課金を減らす具体的な方法
では、この従量課金をどうやって減らせばいいかっていうと、3択ですね。
■契約単価を下げる
■消費電力の少ないものを使う
■使用時間を減らす
契約単価を下げるっていうのは、基本料金のプランとセットになっているので、このサイトで比較しつつ、使用時間に気をつかってみてください!
実は、
使用時間によって、電気単価って、変わる
んです。
プランにより、違いはあるかもですが、昼間に使うと、17~30円/kWhとかのものでも、夜(23時から翌朝8時が目安)では、7~14円/kWh程度のところが多いみたいです。
隣家や、隣の部屋に迷惑かからないように、洗濯機を朝まわすとか・・・ですね。
この使用時間ごとの違いも含めて、一度、電気プランと実際の使用量はチェックしてみてくださいね。
残り、2つのうち、使用時間を減らす方法は、なんとなく、実施されていますよね?これは、「もったいない精神」を養うことがすべての気もしますw
そして、一番効果が大きいと言われるのが、消費電力の少ないものを使うってやつです。
古い家電系を使っている人はかなり効果があるかもしれません。
見るべきは、
・照明
・エアコン
・洗濯機
・冷蔵庫
あたりでしょう。
例えばエアコンの場合、
10年前に買ったものと、今あるエアコンとでは、性能がまるで違います。
ざっと年間にして、5,000円~20,000円ほども安くなる可能性があります。
と、きくと、かなり大きいように思えてきますが、
一旦待って、「投資対効果」をしっかり見ていきましょう。
わたし自身は、家電メーカーの営業でもなんでもないので、買い替えることをお勧めするわけではありませんw
目的は、水道光熱費を下げることなので。
家電の購入って、サラリーマンでいえば、設備投資になります。
その考え方に基づいて、本当に買う意味があるのか、考えましょう。
次回の記事でやり方を書きますね。
まとめ
ということで、水道光熱費に関して、書いてきましたが、
一旦まとめとしては、SDGsを考えつつ、削減することはいいことであって、
今のプランが自分の生活実態とあっているかどうかを一度チェックして、使用する時間帯に気を付けようというものでした。
家電の買換えは次の記事にしますね。
有栖ケンタ
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