アサーショントレーニングに必須!! 第一次感情と第二次感情
アサーションを意識することは気持ちをしること 一つ前の記事ではアサーションすることは難しいということをお伝えしました。アサーションを心がけて、自分の伝えたいことを相手に伝えようと考えているうちに、自分の心を探るということをしてしまっているのです。
そこには
相手に何を伝えるべきかを考える自分
相手に伝えるべき言葉を選ぶ自分
相手の反応を予測する自分
これまでの相手とのかかわりを振り返る自分
自分の気持ちを言葉にしようとする自分
など、アサーションを意識するだけで、いろんな自分が働き出しています。
アサーションをするときに大事になるのが第一次感情です。第一次感情とは第二次感情(怒り)の背後にある、自分の気持ちです。
辛い、さみしい、怖い、不安、心配などいろいろな第一次感情があります。必ず一つだというわけでもありません。同時に複数の感情があります。そして、第一次感情は弱さの感情でもあります。
そういった第一次感情が面倒くさい、または感じたくないから、怒りでごまかして強がるということをします。怒りでのコミュニケーションは決して強くはありません。本当の強さは自分の弱さを見据えることができることです。アサーションを意識すると、その弱さと向き合わざるを得ません。そこを向き合うことで、言葉が洗練されるということもありますが、実際には自己受容が深まるということにもつながるのです。
自分を受け入れた分だけ、他人を受け入れられるということを両方同時に味わえるのはアサーションを意識したコミュニケーションを考えるときかもしれません。
アサーションを身につけるためには自分の感情を見つめることが必要になるのです。