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【読書メモ】「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル
情報
著者:Marie
読了日:2022.04.11(図書館で借りた)
感想
知る人ぞ知る手帳術「バレッドジャーナル」に関する本といえば、俗に公式本と呼ばれる『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』が有名だが、「バレッドジャーナル 本」で検索すると、この『「箇条書き手帳」でうまくいく はじめてのバレットジャーナル』もよくヒットする。
「本家の公式本に比べてとっつきやすい」という評判が多い本書。実際読んでみて確かにわかりやすかった。かなりやわらかく「バレッドジャーナル」について説明してくれており、具体的なノートの写真も多数掲載されていてイメージが湧きやすい。
本書を読めば「あ。これなら私にもバレッドジャーナルやれるかも」と思わせてくれる。そんな一冊。
さて、わたしの中で「バレッドジャーナル」の強みは大きく以下の3つだと理解した。
どんなノートでも自由にカスタマイズできること
キー(バレッド)を使うことで、シンプルにやるべきタスクを管理できること
やり残したタスクを転記するひと手間により、そのタスクが「漏れないようになる」「このタスクが本当に必要か?を吟味するようになる」
本書では特に3つ目を強調していた。やり残したことタスクを翌日のデイリーログに転記することは面倒ではあるものの、その面倒くささゆえに少しでもやり残しタスクを減らそうとする気持ちから「タスクの後回し」を防ぎ、また「タスクの取捨選択」を考えるトリガーになるとのこと。
社会人になって最初の数年は紙の手帳を使っていたのを、結局デジタルカレンダーに移行したわたしであるが、アナログな手書きが嫌いなわけではない。むしろ今もゼロ秒思考によるA4メモ書きを習慣にしており、手で文字を書くという行為はかなり好きな方である。「紙に手でなにか書く」という行為自体が気持ちいいのだ。
したがって、上記の3.を本書の筆者が推す理由はよくわかる。改めて紙に書きつけることで頭は整理されるし、なんとなくタスクに対してやる気がわく。
でも、やっぱ毎日のことなので面倒くささのほうが勝ってしまうだろうな。自分としては。例えば、毎日同じルーティンを実行するために、そのルーティンを毎回書く作業が発生するのであれば、それはやはりデジタルツールに任せたい。「繰り返し」はデジタルの専売特許だ。
そういう面を考慮すると、今の所タスク管理は「タスクシュート管理術」一択なんだよなぁ。
「バレットジャーナル」。紙のノートに記録も予定もメモもすべて一元管理できることに憧れはあるものの、今は使うタイミングではないなと改めて実感。
ただ「バレットジャーナル」自体はとても素敵なツールだと思うし、本書はその入門としてよいと思う。「バレットジャーナル」に興味がある人が最初に手に取る本としてオススメ。