【読書メモ】「後回し」にしない技術
情報
著者:イ・ミンギュ (著)、 吉川南 (翻訳)
読了日:2022.02.11
感想
韓国の心理学者による「Just Do It!」を実現に向けたHOW TOが20個まとまった本。
「中田敦彦のYoutube大学」での本書の解説動画が良くて、同チャンネルの数ある動画のなかでも何回かリピートしている。
動画の中では20あるトピックのうち、あっちゃんが大事だと思うものにしぼられているので、他の内容についてはどうなんだろう?と思って本自体も読んでみた次第。
結論としては、あっちゃんの動画だけでも十分だったかもしれない(笑)
いや、本書がダメなわけでは決してない。海外のビジネス書にありがちな、回りくどい著者の自分語りもほとんどなくかなり読みやすい本だと思う。
ただ自分に刺さる内容は、やっぱりあっちゃんの動画内で手厚く紹介されてたなという印象だった。例えば「開始デッドライン」の重要性とかね。
強いて言えば、3章の「スケジュールを逆から立てなさい」での中で「一生懸命やれば何とかなるだろう」では夢はかなわないというメッセージにはあらためて震えさせられたし、10章の「すべての行動は実験だと考えよう」は勇気をもらうえるメッセージだった。
あとは豆知識として紹介されていた、ギリシャ神話でオデュッセウスが対峙した海の怪物「セイレーン」が「サイレン」の語源ってのが地味におもしろかった。
本書にご興味あれば、まずはあっちゃんの動画を観ることからオススメする。エッセンスは十分つかめると思う。ちなみに2022.03.21現在、本書はKindle Unlimited対象になっているので、会員の方はそれで読むのもあり。
読書メモ(冒頭の数字は各章を表す)
01 ゴールではなくプロセスを「見える化する」
03 スケジュールは逆から立てなさい
「一生懸命やれば何とかなるだろう」では夢はかなわない。だから「逆算スケジューリング」が必要
07 ベストタイミングは常に「いまだ」
どうせやるなら素早く処理する!Just Do It!09 「開始デッドライン」を設定しよう
パーキンソンの法則。みんな「あと1日あれば」って言う。10 すべての行動は実験だと考えよう
人生は「実験」の連続だ。
Experience(経験・体験)ではなくExperiment(実験)。どちらもラテン語のExperientia(試行錯誤)。
なにもためらうことはない。失敗しても仮設の反証になるだけ。14 人はセルフイメージ通りの人間になる
理想の自分を描こう。