娘の学校の怖い先生。
娘の小学校低学年だった時の40代後半くらいの女性教師。小学生たちには少し怖がられていた。名前を仮にミセスHとしよう。
ある日娘が学校から帰って話し始めた。
娘「今日ね、ミセスHが学校で皆んなを座らせて、『Aちゃん前へ出ておいで。』って言ったの。そしてAちゃんに『私の頬っぺたにブチューっとキスをしなさい』って」
衝撃的な内容に驚いたが冷静を装って、「へー、それでどうしたの?」と続きを促した。
娘「Aちゃんはね、前に出てミセスHの隣まで行ったけどそんなのしたくないからどうしようってただ立ってたの。」
私「うんうん、それで?」
娘「それからミセスHが『もういいから戻りなさい』って座らせたの。でね、次に『Bちゃん、隣のCちゃんの足を思いっきり踏みなさい』って言ったの。」
娘「それでBちゃんが立ったけどCちゃんの足を踏めないでいたらまたミセスHが『もういいわ、座りなさい』って言ったの」
娘「でね、その後にミセスHが『みなさん、いいですか?先生やご両親、いくらどんなに好きで信用している人や知ってる人、知らない人、誰に何を言われても自分自身で考えて、嫌な事だったら必ず「NO」と言ってください。わかりましたか?嫌な事、変だと思う事には必ず「NO」と言うのです。「NO」と言ってもいいのですよ』って」
その後に、全員に色々変な質問をして子供達は全員大きな声で「NO」と叫ぶ練習をしたようだ。クラスから何度も子供達の明るい元気なノーーーーという大きな声が聞こえていたのが想像できる。
昭和の時代の小学校に通った私としては、娘がその学校のそんな先生に出会えた事に感謝している。
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