集まることの暖かさ
東日本大震災が起こって以来、3月11日は平日だったことが多かった気がする。被災地に住んでいた時は職場で黙祷の時間があり、そうではない時もその時間はなるべく予定を入れないようにしたり、黙祷するようにしてきた。
今日は土曜日で、予定もなくて、午前中にふと仲間と一緒にその時間を過ごしたいと思い、オンラインサロンに投稿してみた。投稿した時は気持ちが先行していたから、自然に文章を書いて投稿することができた。
直前になったら、私のHSPのネガティブな側面が顔を出してきた。繊細な話題でもあるだけに、何か不快な思いをしてり、心の傷を刺激させてしまった方はいないだろうか。YouTubeでの追悼式典の中継をZoomでうまく画面共有できるだろうか。そもそもこの急な思いつきに、誰も来なかったらどうしよう…。
約15分前にZoomを開いたら、その時間に向けて続々と人が入ってきてくれた。いつもの仲間がすぐに入ってきてくれ安心し、時々しか接点がない方、初めましての方も。
その1分間の時間は、みんなと一緒にいるという感覚に包まれて、とても暖かく、かつ犠牲になった方々を追悼することに集中できるとてもよい時間だった。
オンラインサロン内で開いたZoomで、事前の案内にミュート、カメラオフで全然構わないと書いていたから、ほとんどの人はカメラオフだったけど、全国のいろんなところから集まってきてくれて、黙祷できるなんてなかなかできない経験だったと思う。
午前中の投稿を見て、外出の予定を変えて参加してくれた人もいた。そして参加できない仲間もメッセージをくれたこともほんとにうれしかったし、心が暖かくなった。呼びかけた私、参加してくれた人、別の場所で一緒に黙祷してくれた人たちの中で「ありがとう」が循環して、勇気を出してほんとうによかったなと思った。
1年後、自分がどんな場所で何をしているのかはわからない。今日みたいにまた集まれるかもしれないし、できないかもしれない。でも、可能であればまた集まりたい。みんなと一緒に黙祷したい。
12年経っても震災前の生活には戻れていない方々がまだたくさんいらっしゃいます。改めて哀悼の誠を捧げますと共に、被災地の更なる復興をお祈り申し上げます。そして、災害はいつどこで起こるかわからない。だから、もう一度、これを機に避難への備えを見直そう。
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