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始業式から1週間。
息子は家で大荒れに荒れた。
ひと事ひとことに棘があったり、悪態つきまくりでウンザリしたことも。
普段は穏やかなモノづくり職人。ウンチクうるさめのおしゃべり男子。
面白いことを連発できるタイプではないものの、会話を楽しむタイプだ。
それが、こんなにも毒吐き人になってしまうなんて。
もちろん、四六時中ではなかったけど。
子どものことは、言ってることだけでなく、よ~く行動を観察することが大切。言葉にできない思いやいろいろが、どこかに見え隠れするからと言われている。
どうしたのかなぁ、なにがあったのかなぁ、どうしてこんな表現になっちゃうのかなぁ・・・と様子を見たり、考えたり。そのくらいしかできることはなかった。
母が言うにはこの1週間、帰宅直後の息子は「ただいま」も言わず、玄関でランドセルごとゴロンと後ろに倒れたまま、20分ほど動かなかったそう。
その後表情も暗く、疲れた様子だったとか。
私が帰宅する頃には、さすがにいつも通りな雰囲気なのだが。一緒におやつをダラダラ食べる時間をさりげなく設けた。夕食直前にも関わらず。おしゃべりしながら甘いお菓子→塩っ辛いもの→甘→塩→するめ・・・と、次々に食べながら話を聴いた。
本人の口からは、特に何か困ったことがあったとか、嫌な想いをしたとか、そんな話はなく、担任の先生も昭和のきびしい女の先生から、冗談がすきで給食を山盛り食べる大らかな男の先生になり、特に問題はなさそう。
もし何かあるとしたら、お友だち関係だろうか?そうにらんだものの、追求はせずにいた。
テーブル卓球を楽しんだり、散歩したり、少しでも気持ちがほぐれる時間をとった程度。
家族みんなも心配し、余計なことを言って怒らせてしまわないよう気を遣ったりした。(それが妥当かどうかはわからなかったが、そうするしかなかったというか、そうなってしまった。)
それが、今日は嘘のように晴れた☆
何があったんだ?!
帰宅するやいなや、以前のように学校での出来事をマシンガントーク。笑顔も今までレベルに増え、終始ゴキゲンな息子に戻った。
食卓では母が、次々に冗談を飛ばす息子の行動が可笑しいやら、本来の姿に戻って嬉しいやらでツボってしまい涙が出るほど笑っていた。つられて私も大爆笑(^-^)
あまりの激変振りに笑っちゃうのと、ホッとした安堵の涙がごっちゃになって。
とにかくよかった♬
我が子だけじゃないはず。子どもたちも大人も環境が変化するときは、エネルギーを消耗したり、チューニングするのに苦労したりするのを避けられないのだろう。
今までこんなことはなかったが、身体も心も成長し変化していくのだ。
最近息子は宗田理さんの「ぼくら」シリーズがお気に入りで、本棚には角川つばさ文庫がズラリ。ちょっとした隙間や寝る前にも読んでいる。
読書がある意味逃げ場だったり、物語に救われたりするのは、大人も子どもも同じなのかもしれないと、寝る時間がちょっとずれこんでも夜更かしを許してしまう母なのでした。
あれっ?脳科学者黒川伊保子さんが子育てで推奨されていたのは「早寝早起き朝ご飯」でしたっけ?(^_-)-☆