
ママン別居日記96
昨日の送り盆。
旦那さんの実家へ行った。
息子は用事があったので、旦那さん・長女・次女は車で行き、私は最寄り駅まで電車で行き、駅で合流した。
久々に顔を出した私に、義姉たちは物凄く喜んでくれた。
「2年ぶりじゃない?」と言われた。
その間に二人共、癌を患い、上の義姉は治らないのだが、薬が効いており生きながらえている。
でも、骨にくるのだろう。
背中と足が曲がって、お婆さんのようだった。
下の義姉は、胃を切除したので痩せてしまったが、回復している様子だった。
二人共、声がとても元気で、『ああ、良かった…』と安心する。
他、三人の義兄とお嫁さんの義姉一人にも会う。
兄たちは久々に現れた私に、普通に接してくれた。
私の本心としては、早く離婚したい。
はっきり一人になって、スッキリ第二の人生に入りたい。
が、結婚の難しいところは、「自分一人」の問題でないところ。
子どもの問題だったり、家族の問題だったりする。
私の場合、両家の親は共に、全員逝っている。
義母が生前までは義理を立てよう、という思いがあり、義母が亡くなった時にもうこれからはいいだろう…、と義実家へ行かなくなっていた。
はっきりしてもいいや、と。
その前に実母が亡くなった時は、早かったので残念だったものの、私に正直になれる時間をくれたようにも感じたものだ。
二年行かなかった間に、義姉たちが病気になり、ママンちゃんに暫く会ってない、ときょうだい達に心配をかけていた。
すぐに離婚しますとなれば、このままドロンでも良いだろうが、時期がはっきり見えないだけに、そろそろ行かねば、となったのである。(下手に勘ぐられたくないといおうか…)
離婚を迷っているわけではない。
目の前にいることすら生理的に無理状態に入っているので、離婚は必至だ。
実は、今月、旦那さんが定年なのだ。
希望すれば、後5年は働けて、お給料は10%ずつ毎年下がっていく、と娘から聞いた。
それが明らかになるもっと前に一時、辞めようかと漏らしたことがあるらしい。が、なんせ遅くに授かった子。
次女は、来年から漸く大学生だ。
おそらく、もう暫くは勤めることと思われる。
となれば、離婚は会社を辞めるタイミングでもいいかと思ったりするのである。
会社にいる間に離婚は、旦那さんとしては恥ずかしいだろう。
私自身、男っ気が全く無いのだから、慌てることもない。
別居していれば顔を合わせることもない。
「自分だけ」の気持ちは、早く離婚してスッキリしたい。
その「自分だけ」を優先させることが、どうも出来かねている。
次女が高校を卒業するのが来年3月。
とりあえず。先のことはわからないので、“決めつけない”スタンスを取っている感じだ。
あっという間に離婚が進むことがあるかもしれないし、タイミングが無ければ定年退職の時かもしれない。
そうなった暁には、
「旦那さんには大好きな実家に帰っていただいて、私が家に戻る」
というシナリオを描いている。
果たして、如何になるのか?
人生を計画通りに切り拓いていく人からすると、『何と優柔不断な』と思われるだろう。
改めて文字を見ると、
まさに文字通り「優柔不断」の極み、と思うのでありました…。トホホ…。