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好きな事を仕事にしない方がよい、と言われたけど、好きな事しか仕事にできないワタシ

#仕事について話そう

わたしが最初についた正社員の仕事は「まんが家のアシスタント」でした。
それが、果たしてちゃんと「正社員」という扱いだったのかは、正直今となってはよくわからないのですが。

一応、寮といわれるアパートもあって、ちゃんとスタッフ制になっていたので、正社員だったのだとは思うのだけど。
退職した時に「離職票」を貰ってきてください、と次の職場で言われたけれど、それは、連絡してもいただけなかった記憶があり。

健康保険とかもなかったし、まぁそういう時代だったかもしれません。
プロダクション制になってただけマシだった、とも言えます。
「正社員」を求めていた訳ではなかったわけですしね~。

ただ、大好きな「まんが」を仕事にしてしまったら、「まんが」を「ただ楽しんで読む」事が出来なくなってしまったことは、確かでしたね。

「これは、どうやって描いてあるのかな?」とか、構図とか、あ、コレは切り張りだ~とか、スクリーントーンの使い方とか・・・そんな事に目がいってしまって、純粋にマンガとして楽しめなくなってしまいました。

そして、仕事を辞めた後も、何年かはマンガそのものを、何故か読めなかった記憶があります。
たまに、おススメ!といわれた作品を読むくらいで、何か、熱が冷めてしまった~という感じにはなりましたね。

その辺が、「好きな事を仕事にすると、自分の好きがなくなる~」と言われたりする所以かもしれません。

もう何年も経ってからは、また楽しく読めるようにはなりましたが。
でも、中学高校の頃の、まんが作品に対する熱情は、無くなってしまいました。
まあ、それは自分の環境も変わって、興味も変わるので、しょうがない事でしょうけれども。

〈むかし描いたカラーページの一部〉

けれど。
とてもプロ意識の高い先生の下で、仕事をさせていただいたので。
その後、どこの仕事に行っても(結局その後は、ぜんぶパートタイムで働いたのですけどね)正社員でなくても、お客様から見たら、それは関係ないことだし、と、正社員以上に働いた記憶があります。

中には、時給500円の仕事は、「立ってたらいいのよ」という人もいましたけれど。
それでは、つまらないですしね。

なので、地元に戻ってやったパートの仕事は、サービスカウンター業務だったのですが。
正規の新入社員がサービスカウンターに配属された時の教育を、何故かパートの私が担当したり。
オープン当初は、2か所あるカウンターに7~8人正社員がいたのに、だんだん減らされて、何故か、4~5年後には、上階のカウンターは、わたし1人で対応する事になっていた時もありました。
(サービスカウンターは、売上を生まない場所なので、なのでしょうけどね)

あの時、わたしが辞めたら、どうなるのかしら?と、思った事もあったけど。
まんがや、次の仕事辞めた時に、「辞めても会社は潰れない」し、「てのひらを返すような」態度に変わるのだ、という事を学習していました。

人員が足りないと、どんなに言っても補充は無いのに、一人辞めたら、ちゃんと何人か補充されたりするんですよね。

けれど、どのお仕事も好きなお仕事でした。
サービスカウンターは、一人何役もこなさないといけないので、覚えるまでは大変でしたが、やり甲斐もありました。
お店がオープンした時には、エレベーターガールもさせてもらいましたし。

当時、まだ「ハシリ」だった「レンタルビデオ」とかもあったし、「チケットぴあ」の窓口もありました。

開店放送や、閉店放送などの店内放送もすれば、ギフトの包装もして、のし紙も手書きで書きました。
迷子の対応もしたし、日本信販とかのローンの受け付けから、保険の窓口もあり。
まだまだパソコン対応ではなかった、外商のギフト商品の宛名書きも手書きでしました。
商品券、映画券、テレホンカード、切手などの販売もあり。
友の会の説明と、会費や継続、解約の手続きや、引越しや各種サービスの受付けとか。
もちろん、苦情処理もサービスカウンターのお仕事でした。

マルチな能力を開発させていただいた部署だったかもしれませんね。

結構、接客のお仕事は好きでした~。

そして、正直「売上」に影響する仕事は、苦手だったのかもしれません。
何かを勧誘しなきゃいけない仕事は、どうしても一生懸命になればなるほど、自分の中にブレーキがかかってしまうように思いました。

主婦になってから、某洗剤や調理器具などを扱って、説明を必要とするお仕事をしようと思いましたが、よく「アクセルとブレーキを同時にかけてる」ようだと言われて。

結局は、収入にはならないので。
やっと、その手の仕事は、自分にはむかない事を認識しました。


結局、スーパーなどで接客のお仕事するのは好きだったので、いろいろやれたのでしょうね~。

自分の病気や介護などで、ずっとお仕事無し生活でしたが、還暦すぎて、介護も卒業させてもらって、いまやっと、また好きな、人と関わるお仕事をさせていただいています。
還暦すぎて、立ちっぱなしの仕事も、座りっぱなしの仕事も、ちょっと辛いなぁ~と思っていたら。
そして、色々と仕事以外にも多忙なので、毎日のお仕事は無理だな~と思っていたら。
今はちゃんと、ドンピシャで、定年も無いお仕事を与えられて、ありがたい限りです。

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