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物々交換はいいよね

 都会と田舎とのおおきな違いのひとつは、近所付き合いかもしれません。都会では、隣に誰が住んでいるのか知らなかったりしますが、田舎では近所のひとと近密なことが多いようです。

 都会から田舎に移り住んで、困ったことのひとつに近所付き合いがある、ときくことがあります。

 わたしの家は、ぽつんと一軒家ということもあり、近所との付き合いはありません。幸いなことに?、わたしは近所のひとから相手にされていないようです。

 田舎で、よくおこなわれていることに物々交換があります。「野菜や果物がいっぱいとれたから持ってきたよ」「魚がいっぱい釣れたから持ってきたよ」「イノシシがとれたからお裾分けするよ」というかんじで、余計にできたもの、余計に手にはいったものを、よその家へもっていく習慣があるひとが多い気がします。

 野菜がたくさんとれすぎたためか、畑に野菜がすててあるのを見ることがありますが、ちょっともったいない。余計にできたものをあげるのは、あげたひとも、うけとったひとも、winwinの関係ですね。

 物々交換って、贈与税とかかかるんですか。厳密にいえば、税金がかかるのでしょうが、金額もそんなでもないし、わざわざ税金の申告をしているひとは聞いたことがありません。

 こんな物々交換、古代のひとは、ちがう部落同士でおこなってきたのでしょう。はるか昔、お金という概念がなかったときからつづく、しきたりのようなものです。

 野菜をつくったり、魚をつったり、狩猟をするようなひとは、物々交換することによって、大概のものが手にはいる可能性があります。お金が、あまりいらなくなるかもです。

 なにより、物々交換って、こころがかよっていて、気持ちがあかるくなりませんか。

 お金もいいけど、物々交換はもっといいとおもうのです。ご近所だけではなく、全国的に物々交換ができる仕組み、ネットワークがあれば、お金の価値観はずいぶん小さくなるかもしれませんね。