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人間をお休みできた奄美旅行

いつだったかの奄美旅行のおはなし。

目的は
・マリンスポーツ
・海を見ること
私にとっての最大限の癒しは海を見ることだから。

奄美はわざわざ海外に行かなくても
びっくりするくらいに綺麗な海と
侵されていない自然が残っていた。

そして人々がみんな優しい。
島の時間は穏やかで。
いろんな余白が生まれるからか、
どんなことにも感謝ができ、
小さな幸せをたくさん発見できる。

そしてもう一つの発見は、
奄美に移住している人がたくさんいるということ。
県外あちこちから。

特に印象に残っている人が海にいた。
なんとヨット生活17年。
陸に2時間も滞在できないらしい。
まるで魚。
真剣に遊び、自然に感謝をし、毎日何の不自由もなく暮らしているそう。
私から見ればその生活は不自由そのものだけど、
その方は楽しそうに暮らしていた。

もう一人、そのヨットで少しの間お世話になっている女の子とも出会った。
色んな場所を転々としているそう。
その子にこれからどうなりたいか聞いてみた。

「自然と共存して生きていきたいんですよね」

先のことは何にも決めていないらしい。
ただただ自然が大好きで、
自然を破壊する人間は許せなくて
鳥と会話をしていた。
真剣に「魚になりたい」と言っていた。

人間というか本来の生き物としての姿を目の当たりにした気がした。

いつからか人間は自分が一番強くなったかのようになり
自然や周りを取り囲むありとあらゆる環境に、
生かされているということを忘れてしまった。
それはもちろん私を含め。

彼らは裸足で生活をしていた。
「サンダルというものがこの世に存在するから病気なんてするんだよ」
と言っていた。

砂浜を裸足で歩くことで体に取り込まれている電磁波が出ていく。
そうやって定期的に私たちは裸足にならなければいけない。

足の裏や手をたくさん怪我して
私ってこんなにやわだったっけ、と情けなくなった。

頭でっかちになり、あれこれ考えるようになり、
いつの間にか、
すっごく人間らしくなっていたんだと気づかされる旅だった。

色んなものが発達しているわけで、
そんな世界で生活をするということは、
その波に乗っていかなければいけない時もある。
社会人なんて、そんなものだとも思う。
世の流れについていくことも必要だから。

ただそんな世界に疲れたら
信じられないほどゆるーい世界も存在している
ということを覚えておきたい。
もし、
がんじがらめで、
どうしようもなく深い世界にいる方々がいるとしたら、
海とか山とか
何でもいいから自然に触れてみることが最大限の癒しだと思う。

私はそんな時には奄美に行こうと思う。

なんとかなるさ。あと97日!!!

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