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京都散歩23:三条通の近代建築を巡る
お立ち寄りいただきましてありがとうございます。
京都検定の設問範囲は寺社仏閣や歴史だけではなく広範囲から出題されるのですが、なんとなく傾向があって近代建築からの問題も出題頻度が高いように思います。
営業のくせに人の名前を記憶するスキルが欠落しているので、建築家やら作庭家やら、家元や流派などなどは苦手分野です。。
このあたりは地道に反復するしかないので、記憶の定着を願って三条通をお散歩します。
【2024年9月8日】
6日・7日と仕事で東京に戻っていて、心身ともに疲れがビークに達した日曜日。
(新宿でラストマイル観てきました。面白かった!)
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午前中は家でだらだらと過ごして昼過ぎからから活動開始です。
まずは皿盛食べて、川端三条からスタートします。
ここから先に注釈のないの引用は「京都レトロモダン建築めぐり」によります。
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観光のガイドブックとしても秀逸なので、気になりましたら是非。
高山彦九郎 皇居望拝之像
三条といえばこの像の印象があります。
高山彦九郎(1747~93)は上野国(現群馬県)出身の尊王家。諸国を歴遊し勤王を説いたが,筑後国(現福岡県)久留米で自殺した。蒲生君平・林子平とともに寛政の三畸人と称された。京都に遊説した時,三条大橋からはるかに御所を伏し拝み,皇室の衰微を嘆いたという逸話がある。その逸話に基づき,昭和3年三条大橋東詰に銅像が建設されたが,昭和19年に金属供出のため撤去された。現在の銅像は昭和36年に再建されたものである。この石標は昭和19年の銅像撤去にあたり,その遺跡を示すために建設されたものである。
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駅伝発祥の地
日本初となる駅伝は1917年4月に開催された「東海道駅伝徒歩競争」。
京都・三条大橋から東京・上野不忍池の博覧会正面玄関を目指したレースだったそうです。
長すぎない???
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鴨川を渡ります。
三条大橋は、映画「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」で福士蒼汰と小松菜奈が待ち合わせする場所。
あんな彼女が待っていたらそれはドキドキですよね。
いい映画だったなぁ。
ちなみにポメラニアンのくだり「さらさ西陣」なんだ。
サインも気が付かなかったなあ。。
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その昔このあたりの河原は高札場でした。
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池田屋跡
今は居酒屋さんです。
これだけ有名な場所が普通に居酒屋さんになっているのも、幕末という歴史に対しての京都人としてのアンサーなのだと考えています。
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三条名店街に入ります。
このあたりは、洋服を購入したり、ドトールでまったりしたり、毎週の様にうろうろしているエリア。
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梅園
いつも行列。上だけ撮影。
となりではカニがもぞもぞしてます(笑)
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1928ビル(旧毎日新聞京都支局)
ギアが入っている建物です。
ずっと観たいと思っているのですがまだ実現せず。。
1928年生まれの武田五一の設計。
旧社章をモチーフとした星形の窓やバルコニーの形状、玄関左右のランプカバーのデザインなどにアール・デコの影響がみられる。
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弁慶石
幼少の頃、三条京極界隈に住んでいた弁慶が熱愛したと伝えられる石。弁慶は源義経とともに奥州高舘で最期を迎えるが、彼の死後この石はその高舘に移された。ある日、石が「三条京極に行きたい」と声を発した後、高舘で熱病が流行りはじめたので人々は弁慶の祟りだと恐れ、三条京極寺に送った。その後、新京極の誓願寺万丈の庭に移され、明治26年(1893)にはこの町の民家に戻り、昭和4年からは、三条通り沿いの現在の場所に移された。「この石をなでると、弁慶のように男の子は力持ちになる」と言い伝えられている。
弁慶石の生い立ちについては他に「弁慶が比叡山から投げた石」「衣川の合戦で立ち往生した弁慶がこの石になった」など様々な説がある。
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家邊徳時計店(家邊家住宅)
1890年の創業当時は4階建で時計塔を備えていたという。
建築「国登」
文化庁の登録有形文化財で、2004年市民が選ぶ文化財第一号です。
いまはアパレルショップが入っています。
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SACRAビル(旧不動貯金銀行京都支店)
このビルにある「雪月花」というBARが好きで、たまに同僚と行きます。
1915年不動貯金銀行京都支店として建てられた木骨レンガ造りという珍しいもの。
1988年に商業ビルとして生まれ変わった。
素敵な外観です。
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TSUGU 京都三条 by THE SHARE HOTELS(旧日本生命京都三条ビル)
登録無形文化財の辰野建築が一部残るリノベーションホテル。
建物全体は1983年に建て替えられたが、柳馬場に面した1スパンは、東京駅の設計で知られる辰野金吾率いる辰野・片岡建築事務所の作品。
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まだまだ西へ。
イノダコーヒーは改装中。
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京都文化博物館 別館(旧日本銀行京都支店) 重文
京アニ最高傑作だと思っている「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に登場するC.H郵便社のモデルと言われています。
このお話はまた別で。
明治期の有名建築家・辰野金吾が弟子と手掛けた重厚かつ優美な建物。
1906年旧日本銀行京都支店として誕生し、1965年に移転するまでこの地で営業されていました。
「辰野式」スタイルが成立した頃のもの。
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中も素敵。
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館内の前田珈琲 文博店は銀行の金庫を開創したもの。
ドアが分厚いのが名残です。
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ここは大好きな場所です。
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中京郵便局
日本で最初のファサード保存建築。
1902年に郵便局舎として建てられたレンガ造り2階建、ネオ・ルネッサンス様式の由緒正しき郵便局。
前述のとおり、ネットでは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」のC.H郵便社は京都文化博物館がモデルという説明が多いですが、郵便局ということもあって、こちらの建物も影響あるのではと思っていたり。。。
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新風館(旧京都中央電話局)
現在は複合施設とエースホテル。
今の新風館の前からお世話になっています。
一度広大な駐車場になったので完成したときは感動しました。
ずいぶん長く京都にいるもんだ。
新風館の前身・旧京都中央郵便局が烏丸姉小路に建設されたのは1926年。
2001年に新風館として再生。
4年の閉館の後に2020年にオープン。
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ちょっとトラベラーズファクトリー探検。
トートバックをオーダーするかずっと悩み中。。
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烏丸超えるぞ。
みずほ銀行京都中央支店(旧第一銀行京都支店)
1906年建設。
こちらも辰野金吾だが、2003年にレプリカとして再建。
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この先の「DEAN & DELUCA」が入っている建物も似てますね。
文椿ビルヂング(旧西村貿易店社屋)
木造洋館としてはめずらしい天井高5mの京都らしい商業ビル。
1920年に貿易会社の社屋として建設後、繊維問屋、アメリカの文化施設、内装業社、呉服問屋と変遷を経た。
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ここの2Fにお酒の博物館があったときには、結構通っていた。
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室町通まで来ました。
少し南にそれます。
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永楽屋さんで一口椎茸を購入。
お酒のアテにします。
盛り付けるお皿をまた買ってしまったのは内緒(笑)
また別で紹介します!
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素敵な店内
すき焼き 肉のひろ重 室町
少し前までは「むらじ」という担々麺のお店だった記憶があり、書籍もそうなっていますね。
場所的に移り変わりが早い。
こちらは外観だけの看板建築という珍しいタイプ。
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たくさん歩きました。
記憶、忘れない様にしないと。
今回はこちらで終了です。
寺社仏閣とは違う京都が観られるよい散歩道だと思います。
よろしければルートにご検討下さい。
それではまた。
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