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「キドナプキディング」読了!(再読)

お立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今回は西尾維新さんの「キドナプキディング」のお話です。

リリースされてすぐに一読しているので読了というよりも再読ですが、年末に部屋を片付けしてたら発掘されてしまい、そのまま読書に突入してしまいました。。。

(この先、かなり個人的な感想なので、万人受けではないです。。。
共感できる方がいればうれしいですが。。)



西尾維新さんをあまりご存じなくても「化物語」と聞くと、なんとなく知っている方もいらっしゃるかもしれません。

アニメにもなったので代表作は間違いなく「化物語」なのですが、デビュー作となったのが「クビキリサイクル」から始まりシリーズ化された「戯言シリーズ」です。
化物語も好きなのですが、戯言シリーズと派生した零崎シリーズが個人的なには好みです。
全て通して読みましたが、横浜の家に置きっぱなしなので、改めて京都でもちょこちょこ再購入して読んでます(;^_^A

確認したら全部買いなおしていた(笑)
竹さんのイラスト、大好きです。


「キドナプキディング」


2023年2月5日に初版発行されています。
「戯言シリーズ」の正統な続編です。

西尾維新さんの作品は好き嫌いが明確に分かれるかもしれません。
好きな人にはたまらないのですが。。。

こちらの小説は単体でも面白いのですが、登場人物の背景等を考慮すると、「クビキリサイクル」からのシリーズ通じて読むとより深く味わえます。

「戯言遣い」と「青色サヴァン」の娘である「玖渚盾」が主人公の物語です。
ファンには名前が盾であることが感慨深い。


【感想】

再読でもやっぱり面白い!

随所に過去作品の断片が散りばめられていながら、時間の経過も読み進めていくと味わえる。
ストーリーも「クビキリサイクル」をトレースしている感じがたまらない。
昔のファンへのサービス作品といったところです。


好きなところ。。

独特の言葉選び
他の作品にも共通しているのですが、彼が選ぶ言葉のセンスが凄い。
ストーリーの大半は主人公の一人称で語られていくのですが、この人のワードのチョイスと世界観は天才だと思います。

登場人物が荒唐無稽
戯言、化物語とも通じていますが、登場人物の名前が普通考え付かない(笑)
キャラクターの背景や設定もぶっ飛んでいて面白い。

伏線回収が気持ち良い
玖渚盾が母親から一つだけ言われた絶対法則が、最後に綺麗に回収されていく様は読んでいて気持ちが良いです。

京都の日常
シリーズのメインとなる舞台が京都なのも好きです。
今回もいきなり四条河原町の交差点で主人公が車に撥ねられた上に誘拐されるところからスタートします(笑)

戯言シリーズを初めて読んだ時には京都に住んでいなかったので、実際に登場する道の名前とか、街の名前に触れた時はちょっと感慨深かったです。
万城目学さんの「鴨川ホルモー」読んだ時と似た感覚かな。

最後に

暴走してます。すみません。
もし気になったら、お手に取っていただけたら嬉しいな~。

今回はこちらで終了です。
それではまた。






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Arie
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