【京都検定】京都市平安京創生館で平安京のおさらい
お立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今回は京都検定対策として、以前の記事でもご紹介した「京都市平安京創生館」で平安京関連のおさらいをします。
【以前の記事(初めて投稿した記事です)】
アクセス
こちらへのアクセスは、千本丸太町方面に向かうバスが便利です。
最寄りのバス停は「丸太町七本松」で、202、204系統等が停車します。
電車ですと「JR円町駅」から少し歩きます。
余談ですが、円町周辺はカレー激戦区です。
法輪寺 (だるま寺)に立ち寄り
途中にある「法輪寺」にご参拝します。
臨済宗妙心寺派の寺院で通称「だるま寺」と呼ばれています。十六羅漢木像、京・三条釜座の徳川時代の鋳匠藤原国次作の妙音弁天鐘、珍しい等身大の金箔大寝釈迦木像があります。
ご参拝を終えて、京都市平安京創生館に向かいます。
京都市平安京創生館
丸太町通をしばらく東に行くと到着します。
スタッフ様に写真撮影を確認してOKとのことなので、館内も撮影していきたいと思います。
(ここからの記事の出展は、館内資料と京都市平安京創生館パンフレットによるものです)
ボランティアの方が、平安京の説明をして下さいます。
とてもお詳しいです。
平安宮造酒司跡
エントランス周辺が平安宮造酒司跡です。
ミキノツカサ・ゾウシュシノツカサあるいはサケノツカサとも呼ばれる宮内省所属の官司で、天皇や中宮などに出す供御および朝廷の諸節会・神事に用いられる酒・醴(あまざけ)・酢などを醸造していました。
構造が均等に柱を配置する総柱建物であることから、醸造用の米などを保管する高床式倉庫の構造と考えられています。
源氏物語車争図屏風複製(部分)
それでは館内に。
目の前に「源氏物語車争図屏風複製(部分)」が展示されています。
源氏物語「葵」に登場する車争の場面が描かれています。
平安京
一番目を引く展示物が「平安京復元模型」
写真は南の少し西の位置から、北をみている構図です。
とても大きい。
訪れていたかたも、ゆかりの場所を探していました。
NHK大河ドラマ「光る君へ」のオープニング映像のCG素材になっているとのこと。
暮らし
この時代の暮らしも再現しています。
やっぱり食事が気になりますね。
庶民の食事と貴族の食事「殿下の御膳」を再現されていました。
今の時代だとヘルシーな庶民の食事が良いような。。。
鮎は高級魚だし。
お部屋の再現もあります。
着付けの体験もできます。
平安京年表
平安遷都からの流れをつかむのに参考になります。
遷都に伴い、794年に東寺・西寺が創建され、同年に平野神社が。
796年には鞍馬寺、797年に清水山寺(後の清水寺)、800年に神泉苑に桓武天皇が行幸、810年に薬子の変がおこります。
ここから平安京の基盤が出来上がります。
856年 法輪寺(後の泉涌寺)創建
869年 祇園御霊会の始まり
874年 醍醐寺の始まり
877年 吉田神社創建
888年 宇多天皇が仁和寺を創建
894年 遣唐使廃止
935年 承平・天慶の乱
1001年 今宮神社創建、同年に清少納言が「枕草子」を著した
1004年 行願寺(革堂)建立
1008年 「源氏物語」流行
1052年 平等院建立
1077年 法勝寺創建、六勝寺の始まり
1096年 田楽の流行
1156年 保元の乱
1159年 平治の乱
1175年 法然が浄土宗を唱える
1181年 平清盛死去
1185年 壇ノ浦で平氏が滅亡
1192年 源頼朝が征夷大将軍に任命され、鎌倉に幕府を開く
六勝寺
私が今住んでいる岡崎エリアは、900年ほど前には六勝寺と呼ぶ寺院や白河殿と呼ばれた院の御所があった場所です。
六勝寺は当時の天皇により「勝」の字がつく六つの寺院がつくられたことからこう呼ばれています。
法勝寺(白河天皇)
尊勝寺(堀河天皇)
最勝寺(鳥羽天皇)
円勝寺(待賢門院)
成勝寺(崇徳天皇)
延勝寺(近衛天皇)
国宝洛中洛外図屏風 陶板壁画
狩野永徳が描き、織田信長が上杉謙信に贈ったと伝えられています。
最後までお読みいただいてありがとうございました。
まだ見どころはありましたがこのへんで。
歴史を説明してくださいますし、学習にはとても良いと思いますので京都検定受験を検討されているかたは、訪れてみてはいかがでしょうか。
4月になりますのでそろそろ過去問にも取り組みたいと思います。
それではまた。