禅語で実践！　　　　　　　　　　　　　　「ありがとうのエンディングノート」 No.15

第3章　医療と介護編
3－3 医療保険・介護保険の詳細　ーNo.15
タイトル：副題: 医療・介護のサポートを円滑に受けるために

解説
医療保険や介護保険の情報を整理し、希望する医療・介護サービスを明確にしておくことは、将来の安心につながります。保険の詳細や契約内容を把握し、必要なときに適切なサポートを受けられるよう準備しておきましょう。また、緊急時に迅速な対応ができるよう、主治医やケアマネージャー、家族の連絡先をまとめておくことも大切です。

解説の整理
１、加入中の医療保険・介護保険の情報
　　　保険会社名、契約内容、保険証の保管場所を明記する。
２、医療・介護サービスの希望
　　　希望する医療機関や介護施設、在宅介護の可否を具体的に記載する。
３、緊急時の連絡先
　　　主治医、ケアマネージャー、家族の連絡先を一覧にまとめる。

設問とその例
設問1: 加入中の医療保険・介護保険について教えてください。
　（アンサー）
　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　　　　
　　　　例1: 「現在加入している医療保険の保険会社名と契約内容は何ですか？
　　　　例2: 「介護保険の保険証はどこに保管していますか？」

設問2: 希望する医療・介護サービスについてお聞かせください。
　（アンサー）　　　　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　

　例1: 「将来、特定の医療機関での治療を希望しますか？」
　例2: 「在宅介護と施設介護のどちらを希望されますか？」

設問3: 緊急時の連絡先を教えてください。　　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 （アンサー）　

　
　例1: 「主治医の名前と連絡先は何ですか？」
　例2: 「緊急時に連絡してほしい家族や友人の連絡先を教えてください。」

ヒント
・具体的に記録する
　　保険の契約内容や保険証の保管場所を詳細に記載することで、家族や支援者が迅速に対応できます。
・家族との対話を大切に
　　医療・介護の希望について家族と話し合い、共通理解を深める時間を持ちましょう。
・定期的に内容を見直す
　　保険内容や希望が変わることもあるため、定期的にエンディングノートを更新しましょう。
・感謝の気持ちを添える
　　医療従事者や介護者、家族への感謝の言葉を記載することで、信頼関係を築く一助となります。

　　　　　この項目に採用した禅語：行雲流水（こううんりゅうすい）
禅語の解説
「行雲流水」は、「雲が行き、水が流れる」という意味で、自然のままに物事が進む様子を表しています。医療や介護の場面では、計画通りに進まないことや予期せぬ状況が生じることが多々あります。この禅語は、そうした変化や不確実性に対して、自然体で受け入れ、柔軟に対応する姿勢の重要性を教えてくれます。患者や利用者、そしてその家族が、状況の変化に対して過度に抵抗せず、流れに身を任せることで、心の負担を軽減し、より良いケアを受けることが可能となります。また、医療従事者や介護者も、この精神を持つことで、利用者のニーズに柔軟に対応し、質の高いサービスを提供できるでしょう。「行雲流水」の心を持つことで、医療・介護の現場において、すべての関係者が調和し、円滑なサポート体制を築くことが期待されます。

選出理由
「行雲流水」は、変化の多い医療・介護の現場で、自然体で柔軟に対応する姿勢の重要性を示しています。この禅語を心に留めることで、患者や家族、医療従事者が調和し、円滑なサポートを実現できると考えられます。

選出理由の整理
１、変化や不確実性に対して自然体で受け入れる姿勢を促す。
２、医療・介護の現場での柔軟な対応の重要性を示す。
３、関係者間の調和を促し、円滑なサポート体制の構築に寄与する。

あとがき
本日もエンディングノートをご覧いただき、心より感謝申し上げます。これを機に、ご家族と共に未来への準備を進め、安心の日々をお過ごしください。

柔海剛山