真理の探究

2023/04/18(月)

  5回目 【入宋と正師との出会いの経緯】


【要約】
鎌倉時代の日本で禅宗を広めた道元禅師は、24歳のとき、師の明全和尚と共に中国へ渡り、真の師を求めて各地を巡りました。天童山で如浄禅師と出会い、彼を生涯の師と仰ぎ、坐禅修行に励みました。如浄禅師から悟りの境地に達したと認められ、印可証明を受け、お釈迦さまから続く正伝の仏法を受け継ぐことができました。帰国後、道元禅師は中国で学んだ教えを広め、「ありのままの姿が仏法であり、日々の修行がそのまま悟りである」という教えを伝えました。

【入宋と正師との出会いの経緯】

1.入宋の決意
・1223年:24歳の時、道元禅師は師である明全和尚と共に求道の志をさらに強
 く抱き、仏法を学ぶため宋(中国)へ渡る決意をする

2.正師を求めての諸山訪問
・中国に到着後、道元禅師は真の師を探すべく、中国各地の山々を巡る修行の
 旅を続ける
・多くの名僧と出会い、さまざまな教えを学ぶ中で、自らの信仰を深める

3.如浄禅師との出会い
・道元禅師は、天童山で運命的な出会いを果たすことになる如浄禅師と出会う
・如浄禅師を生涯の師と仰ぎ、そのもとで厳しい坐禅修行に励む

4.悟りの境地と印可証明
・道元禅師は、如浄禅師から悟りの境地を認められるまでに成長し、印可証明
 を受けることができる
・これにより、お釈迦さまから続く正伝の仏法を受け継ぐことができたのである

5.帰国と教えの普及
・1227年(安貞元)年:28歳で5年間の修行を終え、日本へ帰国する道元禅師
・中国で体得した教えや経験を、日本で広めるため「眼横鼻直」、「空手還郷
 」という言葉で表現する
・「ありのままの姿が仏法であり、日々の修行がそのまま悟りである」という
 教えを広め、多くの人々に仏法の真髄を伝える


【まとめ】

道元禅師は禅宗の開祖として、中国へ渡り真の師を求め、如浄禅師に出会いました。その出会いによって、道元禅師は悟りの境地を得ることができ、正伝の仏法を受け継ぐこととなりました。帰国後、彼はその教えを広めることに尽力し、日本の禅宗の発展に大きく寄与しました。道元禅師の教えは、ありのままの姿を大切にし、日々の修行を重視するという智慧を伝えるものであり、現代にも通じる価値があると言えます。

【追記】
当サイトは個人的な見解や意見に基づいたものでは一切ありません。多様な文献や資料、そしてインターネット上の情報源を参考にして、可能な限り柔軟かつ包括的な観点から、正確な情報を提供することを目的としています。また、実践しやすい形で箇条書きで構成しています。


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