2024.05.05 『君の顔では泣けない』
「わたしの撮った写真が小説の表紙になる」
そのことが決まってから、いくばかりかの日が経ちました。
出版社の方からのお誘いがあってからというものの、いまだその現実が受け入れられなくて、でも寝ても起きても、やっぱり現実で。
時折まくらに顔をうずめて「やったー!嬉しいー!」って大声を出してみたり、部屋でひとりニヤニヤよだれを垂らしていたことを、わたしをずーっと見守ってきたぬいぐるみのプーさんは、どう思ったかな。
このお仕事が決まってから、ノートの端っこに「幸せ」とか「頑張るぞ」って何回も書かされた鉛筆さんは、どう思った?
小説のタイトルは『君の顔では泣けない』。
君嶋彼方先生の著書で、角川文庫から発売されます。ひとりの読者として、本当に大好きな小説です。
わたしは本当に単純な人間ですから、こうやって嬉しいことがあれば、きっとしばらくは幸せに生きてゆけるでしょう。
おととい転んでできたアザは、すぐ治ります。
最近ほおにできたニキビは、もはやチャームポイントですね。
ううん、それよりもまずは、いただいたお仕事を、きちんとこなさなきゃ。調子に乗らないで、頑張らなきゃダメだぞ。
本棚の上に飾られている部活の大会のトロフィーさんも、そう言っている気がします。