文系出身の私が、IT企業の中で「達成感」を得ることができた資格取得支援制度
今回は新卒3年目の方にインタビューしました。
「真面目」で「一生懸命」に、仕事に取り組んでいる姿が印象的です。入社から今までのお話を聞いているうちに、だんだんとお客様に愛されている理由が分かってきました。
<インタビュー>
--業務内容を教えてください。
これまでは、求人サイト系システムのバックエンド(=システムの裏側)の領域を基本設計や実装テスト工程を約1年6ヶ月間経験してきました。
現在は、地方公共団体向けのシステム構築プロジェクトに参画しています。
今は「要件定義」フェーズで、お客様とのミーティングで要件を確認する為に使う「業務フロー」や「機能一覧」などの資料を作成しています。
自分が作成した資料をもとに話し合いが進むので、「認識のズレ」がないように、日本語の表現や構成に注意しています。また、この資料で何を説明したいのか、どのような情報をどこまで載せるべきか、悩みながら作成しています。
--苦労した点を教えてください。
最初は「IT用語」が分からず、会議やタスクの内容を理解することに苦労しました。私は「文系出身」で学生時代はプログラミングの経験はありませんでした。
そのため、「横文字」や「アルファベット」などの言葉が何を指しているのかわからず、文章や会話の内容が頭に入ってきませんでした。
その結果として、仕事が遅れたり、的外れな質問をしてしまったり、落ち込んだことがありました。特に、「理解したつもりだけど、実は認識がズレていた」というパターンが一番苦労しました。間違いを指摘されて、最初まで戻ってやり直すなど、タスクが遅れることがしばしばありました。
--どのようにして乗り越えましたか?
分からなかった単語を集めて、自分なりのオリジナル用語集を作りました。分からないときに、すぐに検索したり、先輩に聞いたりして「分かる単語」を増やしていきました。単語の意味や調べた日付、出典を書いておき、1日2~5個くらいの用語を調べていきました。
また、「認識のズレ」をなくすためにタスクが2~3割進んだときに、タスクの目的、進め方、表現方法を簡単に「文字」に書き起こして、先輩に確認していました。
文字にすると頭の中が整理され、何をすべきか分かりやすくなります。そのうえで先輩に確認してもらい、大きな失敗を予防することができました。現在でも早めに認識合わせを行っていて、資料のイメージができたらすぐ確認してもらっています!
--「やりがい」や「達成感」を得たことを教えてください。
自分が関わったシステムが誰かに使ってもらえているのを実感した時です。様々な場面で苦労した経験があったからこそ、いざ本番リリースされて運用が開始されたときは嬉しかったです。
自分でもシステムを使ってみて『この部分の処理は私が書いたんだぞ!』って誇らしくなりました。
また、2020年2月に「資格取得支援制度※」を利用してAWS(アマゾンウェブサービス)の資格を取ったのですが、業務でAWSに関係する仕事を任されたり、AWSの社内勉強会で講師に指名されたりしました。
合格時には役員、上司、先輩、同期から「おめでとう!」と連絡がきました。周囲からの反響があったことは、驚きとともに、喜びを感じました。5ヶ月勉強し続けたこともあって、「達成感」がありました。
--入社から今までどのような資格に挑戦しましたか?
私はこれまでに5つの資格に挑戦し、合格しました。会社から勧められたり、自分で取り組んだり、受験理由は様々です。
<取得した資格>
・ITパスポート試験
・Oracle Certified Java Programmer, Bronze SE
・Webクリエイター能力認定試験
・AWS 認定 クラウドプラクティショナー
・AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
取得した資格の中でも「AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト」は一番苦労しました。勉強を始めた頃は、実際にAWSを触れた機会がなかったですし、インフラ系(=システムの土台となるネットワークやサーバー、データベースなど)の勉強は入社直後の研修以来でした。
学生の頃とは違って、実務と両立できるような計画を立て、自分に合った勉強のスタイルを考えました。例えば、社内の「AWSトレーニング※」に参加したり、問題を解いたりしていました。
AWSの初級資格のAWS認定クラウドプラクティショナーの勉強も含めて約5ヶ月間取り組み、無事に合格できました。初めて触れる概念・用語に苦労しながらも合格できたことは、とても自信になりました。
--「資格取得制度」を利用しようと思った「きっかけ」や「良かった点」を教えてください。
受験料を自分の財布から出さなくて済むからです(笑)
ベンダー資格(=製品を製造・リリースしている各メーカー自身で主催・実施をしている資格試験を「ベンダー資格」と呼びます)は受験料が数万円することも少なくないです。
もし、この制度がなかったら受験料が高くて、受験をためらっていたかもしれません。実際に、私の同期でもこの制度を利用して資格を取った人も多く、「若手に優しい制度」だと感じています。
部署ごとに推奨されている資格が提示されており、自分がどのようなスキルを求められているのか一つの目安になります。
資格を持っていると、自分のスキルや得意にしたい技術領域をアピールすることにもなり、希望の案件に呼ばれやすくなります!
--今後、挑戦したい資格はありますか?
「基本情報技術者試験」に挑戦しようと思っています。
参考書を見る限り、範囲が広く、計算問題やコードを読むような問題があり、実務で使う考え方や用語が詰まっている印象です。
知識を増やすためには、大切な資格ではないかと思っています。今後、様々な案件やシステムに携わり、IT企業以外のお客様と打ち合わせをする機会も増えると思います。
まず自分が言葉の意味や使い方、使いどころを学んで、専門用語を簡単に説明できるようになりたいです!
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