有澤おから

(なるべく)月に1回更新。だいたい第3木曜日に投稿します。 日頃思っていることを書いて文章力・説明力を上げたいひと。 この世の全てと関係ありません。

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おそらく一生ステップもジャンプもしない

 あと数日で三十歳になろうとしている。去年「二十代最後の年だしいろいろやろうかしら。年相応とかね、わからんけども」という話を書いた→『年齢というもの』  実際どうだったかというと、「これやったことなかったからやってみよう!」という行動をいくつかした。コスプレの水中撮影やコンスタントなポートレート撮影、引っ越しをして旅行にも行ったし、グッズを作って出展もした。人を誘って映画にも行った(基本ソロ活なのでだいぶ珍しい)。周りの人たちのように毎週毎月忙しい!ということはなかったが、能

    • 散歩

       散歩が好きだ。  子供の頃、祖母とよく散歩に行った。実家の裏手、道路を1本挟んだ向こう側が雑木林だった。市の境目にある林道。今日は北側に行こう。今回は南側。長い滑り台がある公園まで行こうか。とよく歩いた。  春にはつくしや山菜を採りに行った。人が立ち入りにくい急な斜面には太いつくしが生えていて、どこの誰かも知らないおばちゃんと静かに取り合いをしていた。  夏はあまりいかなかったように思う。七夕の前に笹(というか竹)を取りに行って、それ以降は秋までおやすみだ。祖母も私も暑

      • 曖昧にすること

         「ぜんぶやめてぇなぁ」と思うことがある。  通勤の電車の中。遊びに行く前に化粧をしているとき。喫茶店で珈琲が来るまでの時間。食器を洗うスポンジを泡立てている間。イベント帰りの終電待ちのホーム。太陽が沈むまでのトワイライトタイム。大人数で飲み会をしているその真っ只中。リラックスしようと久々に湯を張ったバスタブの中。  蒸発したいとか、仕事をやめたいとか、極端に言うとしにたいとか、そういうわけではないのだ。ただ漠然と「ぜんぶやめたい」そう思うことがある。  やめたいと思った時

        • 妥協すること

           私の周りにはクリエイターが多い。一応コスプレをしている身なので、そりゃあそうなのだが、クリエイターの中でも妥協しない人が多いように思う。仕事で仲の良い後輩氏もクリエイターだ。彼女は看板やチラシのデザインをしたり、広報的な仕事をしている。部署は違うが席が隣で、相談を聞いたり無茶振りする彼女の上司の愚痴を言い合ったりしている。最近私も広報の手伝いを少ししているのだが、彼女の「妥協しなさ」「高みを目指す姿勢」が今まで出会った人の中で一番高いと思う。  「いつも妥協しないね。すご

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        おそらく一生ステップもジャンプもしない

          映画ラストマイル 感想

          1回目後の感想。覚書。ネタバレしかありません。時系列乱れています MIU404、アンナチュラル試聴済み。 モノレールでDAILYFAUSTのCMが流れたのを見て「大手通販サイトのCMにしてはチープすぎない?」と思った己のセンスはちょっと褒めたい。MIU404のドローンが飛び立つシーンでも違和感を覚えたのでこの感覚は大切にしたい。 エレナの言い回しというか仕事スタイルとか下の名前で呼ばすのが外国っぽいのは外資だからか?孔が緩いだけ?と思ったらやっぱりアメリカだった。 刈谷

          映画ラストマイル 感想

          嗅覚がない話

           ぶっちゃけると、嗅覚が全くない。「またまた〜鼻炎?花粉症?あ、コロナの後遺症?」と聞かれることがあるが、恐らく生まれつき嗅覚がない。恐らく生まれつき、というのは「もしや私って嗅覚ないのでは?」と気づいたのが中学生の時だったからだ。他人から見てわからない障害というのは、自分でも気づかない。その状態が当たり前だからだ。(一応病気の一部で、病名だなんだといろいろあるのだがややこしいので割愛)  私が嗅覚がないことを確信したのは、中学生の理科の授業中のことだ。試験管内で硫化水素を

          嗅覚がない話

          ブランディング

           この世にはたくさんのブランドがあって、それぞれがそれぞれの目指すブランディングをしている。モデルの起用、広告デザイン、それらの発信の仕方。ハイブランドだからお高く止まっていると思ったら案外フランクだったり、SNSの運用はせずにメールマガジンだけだったり。  私の周りにはモデルや創作活動をしている人がたくさんいて、みなSNSを「活動の発信場所」としている。撮影した写真や作った作品、イベントの告知、ほんの少しの私生活。写真に映る姿やキャラクター、作る作品の世界観を損なわないため

          ブランディング

          趣味

           「趣味」というとすごく真剣にやっている、とか休みをそれに費やしている。というニュアンスが含まれる気がする。それに値するものがないので「睡眠(もしくは惰眠をむさぼること)」と答えるのだが、だいたい笑われる。なんだよ、良質な睡眠を極めてもいいだろ。  中学生の頃、英語の授業の自己紹介で「私の趣味は〇〇です」という文言があった。英語で「趣味」に値する単語は「hobby」だが、「My hobby is 〇〇」と言うとめちゃくちゃ極めているニュアンスになるそうだ。「I like 〇〇

          些細

           「有澤さんってB型なのにめちゃくちゃ細かい時あるよね」 今の職場で先輩に言われまくっている言葉だ。ちなみに先輩はA型なのに結構大雑把で、お互いにこだわる部分が違いすぎて相互補完をするいい関係である。  私がよく細かいと言われる部分を列挙してみる。 ・タオル、台拭きをかけるときにまっすぐになってないと嫌。シワが付いたままかかっているのも嫌 ・ファイル立てなどデスク上のものがの角度が斜めになっていると嫌 ・ラベリングされていないファイルが存在するのが嫌 ・自分のテリトリーにひ

          音楽

           音楽と縁のない人生を送ってきました。恥の多い人生も送ってきたのだがそれはさておき。音楽、全然わからんのである。  もちろん幼稚園から中学まで音楽の授業はあった。高校は選択制だったため選ばなかったが一年生の時には何かの行事で合唱をやった。中学一年生で吹奏楽部に入り、人間関係が嫌すぎてやめた。校歌も歌った。なんなら幼い頃から教育番組を見て歌ったり踊ったりしていた。姉はピアノを習っていて、同じことをしたくなかった私は和太鼓を習っていた。音やリズムに慣れてはいるのだと思う。音感は

          創作集団悪役連合

           みなさんは『創作集団悪役連合』をご存知だろうか? レイヤー、 スチームパンカー、 サバゲーマーなどが"悪役"として集まり、その分野の枠を超えてあらゆる表現をしていく集団である。とりあえず見たほうが早いので下記リンクを見てほしい。 悪役連合HP 悪役連合公式X 見ましたか?見ましたね??めちゃくちゃかっこいいですね?????私はこの団体を箱推ししているのだが、本当に最高である。様々なジャンル、性別年齢の人が集まり、イベントにあわせて衣装やキャラクターを考え、撮影をしたり

          創作集団悪役連合

          お願い

           noteの更新のために色々考えていると、己の何もできなさに気分が落ち込む。  という文章を書いて下書きにしまって、二週間に一回開いては閉じを繰り返して半年以上経つ。なんとなく「私はこれができます!これを達成しました!」という話を書いていきたいのだが、如何せん成長の兆しがない人間なので書けることがない。  夏目漱石の「こゝろ」の登場人物、私(先生)の名言として『精神的に向上心のないものは馬鹿だ』が上げられるたびに、私は「『しかし君、恋は罪悪ですよ』の方が真では?」と主張してき

          生殺与奪の権

           なんて物騒なタイトルなんだ。と自分で書いておいて少しうきうきしてしまった。別に人の命をどうこうしようというのではない。いや、ある意味ではそうであるのだが、今回はキャラクターの話である。  私はコスプレイヤーで、活動のメインは創作だ。「創作」というのは自分で考えたオリジナルの世界観やキャラクターの事を指す。いわゆる「一次創作」だ。私は自分が表現したいことをイラストや漫画に描く代わりにコスプレをする事が多い。人によっては獣っぽかったり、妖怪だったり、神様だったり、いろいろある

          生殺与奪の権

          文章量の壺

           二週間に一度noteを更新しているわけだが、筆が乗るときと乗らない時の差が激しい。(「筆が乗る」という程の内容ではないのは自覚があるので置いておく)  人にはインプット時期とアウトプット時期があると思っている。本を読んだり、アニメやドラマ、映画を沢山見たり、音楽を積極的に聞いたりするのが楽しくて仕方がない時期はインプットの時期。逆に、時間が足りなくて困ってしまうほどいろいろなことを思いつき、創作に全ての時間を注ぎ込みたくなるのがアウトプットの時期だ。私がオタクで、尚且つ創

          文章の個性

           最近、身近な人の文章を読むことが増えた。noteを更新していたり、ライターとして記事を掲載している人もいる。  私は文章を読むとき脳内で音声再生されるタイプだ。自分の書いた文章はほぼ頭の中で音読しているし、人が書いた文章は、本人を知っていればその人の声で、知らなければその人や文章からイメージされる声になる。  身近な人の文章を読むときはいつもその人との会話と照らし合わせながら読んでいるのだが、みんな違和感なくその人の声で、慣れ親しんだトーンで再生される。雑誌のインタビュー記

          映画カラオケ行こ!感想

          以下、映画カラオケ行こ!のネタバレ(原作及び続編)を多分に含みます。 こちらは予告映像 原作ファンなんですがあまりにも良すぎた。 正直に言うと綾野剛さん齋藤潤さんのお顔は和山やま先生の作画じゃないし髪型もちがうんですが。二人のお顔の作画と髪質髪型が近いので見れば見るほど狂児と聡実くんに見えてくる。 セリフが原作のままのところと、変えてあるところ、原作にはないセリフもけっこうある。聡実くんのモノローグを声だけで入れたりするのかなと思っていたけどモノローグはなし。代わりに

          映画カラオケ行こ!感想