向こうにみえたもの
言葉の企画2020、第6回の課題は「自分を企画する」。
未来の自分を企画する。言葉の企画に申し込んだ5月、そのときには、このテーマがどういう意味を持つか、深くは理解していなかった。
課題を理解し解釈すること
毎回の講義で、反省していた「課題を理解し解釈していたか?」。
これは、阿部さんからの毎回の問いであった。
当初は・・・未来ってなんだ?いつの未来を指しているんだ?自分の経験上、10年単位で経験が蓄積されてきたように思えていたから。これは、10年後の自分か?と思い巡らせていた。
ん~~っ、そう考え始めたらピクリとも考えが進まなくなってしまった。
「実は課題の解釈で悩んでいるんだ」
企画生仲間との会話の中で、誰かが話し始めた。
「・・・よかった、私も悩んでいたんだ」
同じところで悩む、それができるのも企画生同士だからだ。そう思ったら、気持ちがすっと楽になった。
メニューを増やすことが未来の企画か?
原点に立ち戻り、自己紹介の課題に向き合う。
「広田食堂」ここに新しいメニューを加えることが、未来の企画なんだろうか?どうもしっくりこない。そうじゃない。
これまで書き続けてきた感動メモ、noteを振り返る。
調べ尽くす、自分のざらざらした感情をだす・・・・・・・・・
私は何をしてきたんだろう。調べ尽くして自分の未来?
そんな時
このツイートを発見して、すぐにゆこさんに返信をした。そして、2時間ぐらい鏡になってもらった。
そこで、自分が一番直したいと思っていたことは、もしかしたら自分がこれからやりたいことなのかもしれない、という事に気づかせてもらった。
泣くなんて思ってなかった
最終的に、自分に向き合ってでてきた
「どんな企画をする人になりますか?」への回答。
自分のために選んだ言葉。ここにたどり着いたのは、提出1時間前。
向き合いたくないと思っていた、自分自身の奥底に触れてきたから出てきた言葉になった。
第6回目。出来上がった企画生の課題をみると、一枚一枚そこにその人がいるような、読んでいると等身大の企画生が見えてきて、夜中に感動した。
翌日の仕事など気にせずに、心が動いたから涙が止まらなくなった。
そして、講義当日。阿部さんの言葉はいつにも増して、深く深く自分の中に届いた。いくつも言葉をメモしていった。
ブレイクアウトルームの1回目。5人で4番目の自分の番が来たとき。言葉に詰まってしまった。話そうにも、上手く話せない。プレゼンで泣くなんて、はじめてだった。これが、自分のざらざらした感情に触れてきた、結果だったのか。
2回目のブレイクアウトルームで、
「自己紹介の課題や名付けの由来の課題で、沢山書かれていましたよね。でも、今回はすっきりしていて、(気持ちが)まとまったのかな、と思いました。」
と思いもよらぬ言葉を頂いた。
自分もみんなの課題を見てきたけれど、自分の課題も成長も見ていてもらえたんだ・・・心がじ~んと温かくなった。
学んだことを実践してみた
講義の中で、沢山の言葉をメモした。その中で、すごく気になったのが
依存から提案へ
数日前、研究支援を必要としている人達にヒアリングをした。まず最初は、じっと聞いているだけにした。すると、どうしても出てくる言葉は、依存すること、支援を待っているだけ、そんな様子だった。
一通り話しを聞き終わった後、思い切って言ってみた。
「今の訴えを提案に変えてみることをしてみない?」
最初は、みんなピンときていなかったが、変換例を紹介し話しを進めていくうちに、表情が変わってきた。
出てくる言葉が、困った現状ではなく、未来の自分を語り出したのだ。
心の中で、小さくガッツポーズをしてつぶやいた。
「阿部さ~ん、やりましたよ!」
少しずつではあるが、学んだことを実践に変えてみよう。
書くことで人は先に進める。伝えることで次の誰かも変わる、から。