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BNA見終わった ネタバレ感想

BNA見終わった!
12話であそこまで盛り上げるなんてさすが。
6話までは核心に届く話はあまりなかったから、6話であの話をまとめたのか…とおもうとものすごい。

私はつい制作者の肩を持ってしまうから、「話が急展開」「伏線が少なすぎ」という意見についても
それは「アニメの画の楽しさ、インパクト、テンポの良い展開を目指したからしかたないんじゃない」という感想。

敵はお金儲けのため、世界を操るためにしたことだったんかな?と思うけど、獣人が獣人をめちゃくちゃにするのか~…ってちょっとうーんだったなかな。
でも「自分以外はすべて利用すべきもの」と思っている人もいるからね。

1000年生きてる史郎さんの話、もっと聞きたかったなぁ。

あと、アニメは思ったことそのまま言ったりするな、と思ったけどそりゃそうだ。心の声をいちいちナレーションで入れてたらテンポが悪くなっちゃうもんね。

士郎さんが次第にデレるのが最高によかった。無表情な白髪のおっさんたまらん。フルーツバスケットでははとりとあやめとしぐれさんが好きだし、封神演義では黄飛虎と聞仲がすきです。あと普賢と太上老君みたいな枯れてるタイプも好き…普賢は草食系男子だなぁ…

最後の方で士郎さんがみちる、とかわるかった、とかありがとう、とか言うのがすごいよかった。

みちるに指摘されたとおり、「人間への憎悪が凝り固まって」いたんだろう。そして「獣人を守る為」「そのために自分はどうあるべきか」ってずーっと考えて、姿もいろいろ変えながら生きていたんだろうな~と思う。

「獣因子の暴走」はパニックみたいなもんだよね。パニックになると、人ってめちゃくちゃなことしちゃうもんね。

テーマはズートピアっぽいな~っておもったけど、みちるが士郎さんにステージの上部で、「わたしが人間から獣人になって、そのつらさわかるはずなのに、獣人達には人間になっちゃう薬使って良いじゃんっていってごめん」ってみちるが言うシーンはホント良いなと思った。

なんだろう。自分も、つらい体験はいろいろしてるはずで、ちょっと考え方変えれば、相手のことも思いやれるはずなんだろうな、とおもった。
気がつくっていうか、正気に戻るって言うか、そうすれば、すって怒りが収まったりするんだよな~。

エンディングもとてもかっこいい。確かに海外のアニメっぽいんだけど、こまかいところまで凝ってて、仕掛けがあるような感じが日本の良さもあって。

あとはとにかく声がものすごくよかった。
みちるがなずなにひどいこと言われたのにまだ会ってる、ってはなしのとき、みちるが「なんかもんくある?」みたいに言ったとき士郎さんが「いいや」っていうんだけどそれが
「裏切られたのに、また会うのか。おまえはすごいな」って言ってるように聞こえるからすごい。いいやという3文字ですごいわ。
それでそのあとも「わたしもなにかしたい!」ていうみちるに「ならやってみろ!」って言うことで、あ~信頼してきてるんだ~っておもってよい。

今思ったけど、みちるのこういう「人を信じれるとこ」が士郎さんの態度を変えたんだよな。士郎さんはすごいけど、神になれちゃうほどだけど、でもそれって自分以外の他人を全く信じてないんだよね。自分が守れなかった、っていう鎖に縛られてる。「自分がなんとかできた」って。これは男の人っぽい発想だな~と思う。愛せる。
いやいやなんとかできないこともありますよ。

それがだんだんみちるを頼って、マフィアを、なずなを、他の人を頼って協力していく。警察の人にも、ちゃんと「わかってもらえる」と信じて目を見て話した。
う、、、そう考えると傷ついた男の人が少しずつまわりを信じていく様がほんと、よかったね…みたいな 思う。
そういうのに弱い。男の人のこういうところきゅんとくるわ~
なんか、めっちゃパワーあるから、なんでもできるっておもっちゃうんだよね。最初は、みちるのことも守るだけだったもんね。ビルから落ちたときも。ほんとかっこいいけど、早死にしそう。そんなつっぱしる男の人が癒やされる話がほんとすき。
でもこれは私がそういう話好きすぎて脳内変換してるのかもしれん。

ピンガさんがかっこよかった。伊達男って感じ。パリの灯なんとかってサンテグジュペリ?

急に終わる。よかったです。




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