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手術から3年経って
3年前の大きな手術から今日でちょうど3年が経ちました。
今日はその大学病院に検査と診察に来ています。
あっという間だったような、でもいろんなことがあり、自分としてはとても意味のある3年でした。
がんの告知を受けて手術を受けるまでのあいだの数ヶ月、いろんなことを考える時間がありました。
それはとても貴重な時間だったように思います。
告知はドラマで見るような感じではなく、わりとあっさりしたものでしたが、告知後に看護師さんから『ショックだと思いますが、元気出してくださいね
』と言われた時は、自分はがん患者になったのだと実感して涙が出ました。
摘出手術後も合併症で再手術になったり、傷がなかなか治らなかったり、大変なこともありましたが、いまは再発や新たながんも見つかることなく毎日元気に過ごしています。
3年経って、今改めて思うのは、3年前の自分よりいまの自分のほうが、明らかに人生を楽しんでいるということ。
大きな病を経験したことは決してマイナスではなかったと思えます。
生きていることは当たり前なのではなく、周りのいろんな人たちによって自分は有り難く生かされているのだということに気づけたことが、私が病気になった意味なのだと。
生きていることに、生かされていることに感謝。