先人の知恵の積層の中に生きている私たち。だからこそ、、
こんにちは。
今回は、建築的視点でモノゴトをみていきます。
最近、友人との会話の中で、ふと出たのが、
三大建築家って誰だと思う。という言葉である。
さっと頭の中にあの巨匠たちがでてきましたが、
三大建築家から学んでいたお弟子さんたちって、
どんな人たちがいるのだろうと、ふと思った機会がありました。
それとともに、大好きな夏の甲子園を観ていて、
監督と選手の関係には深い絆があるんですね。
つまり、師匠と弟子には密な関係があるのかもしれません。
世界・日本の三大建築家たちといえば、
世界の三大建築家といえば、
◇フランク・ロイド・ライト(1867-1959)
◇ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(1886–1969)
◇ル・コルビュジエ(1887-1965)
言わずとも、まさに巨匠。
日本での三大建築家といえば、
しっかりと明確には、なっていないようです。
私個人として、
◇丹下健三(1913-2005)
◇黒川紀章(1934-2007)
◇安藤忠雄(1941-
日本の近代建築を作ってきた人たちではないのかなと思います。
むしろ、彼らがいなければ、いまの私たちがないと断言できます。
巨匠たちの弟子たちを辿ってみる。
ちなみに、
日本人の弟子として、
フランク・ロイド・ライトには、
遠藤新、アントニン・レーモンド、土浦亀城
その弟子として、
アントニン・レーモンドには、吉村順三、増沢洵
土浦亀城には、松村正垣
ル・コルビュジェには、
前川國男、坂倉準三、吉阪隆正、
その弟子として、
前川國男の弟子として、丹下健三、大高正人
坂倉準三の弟子には、池辺陽、芦原義信、東孝光がいます。
そして、丹下健三の弟子には、大谷幸夫、磯崎新、黒川紀章、槇文彦、谷口吉生、浅田孝、神谷宏治、富田玲子など
蒼々たるメンバーが丹下事務所・丹下研究室を出ています。
色々辿ってみて分かったですが、
やはり、
どんな人と一緒にいるかで世界は変わる。
それが真理かもしれません。
経営者のスティーブ・ジョブズにも師匠とする人がいたり、
稲盛和夫氏・孫正義氏にも師匠とする人がいます。
人の一生は限られており、その中でどんな人と会話をし、想いを馳せ、一緒に語り合えていくか、そこには人と人があります。
そして、そこにはその人たちが作ってきた道というものがあります。
そういった、道でもあり歴史を知ることは凄く大切なことだと思います。
どんなことにも、流れがあり、いまここになぜ、それが存在しているのかにも、意図と思想が存在します。
それは、ミニマライズな事象に対しても一緒です。
積層の中に生きている私たち。
先人たちの想いが積層された中での私たちがいます。それは、建築・ビジネスに限ったことだけではないと思います。
文化、宗教、政治、経済、地域、家族、個人など、あらゆるものに対して、当てはまることだと思います。
そんな中で、私たちの「個性」として、選択してきたこと、これから選択していくことが積層されていきます。どんな小さなことでもです。
だからこそ、まずは自分たちができることを一つ一つやっていくこと。
それが大切になってくるのではないでしょうか。
「脱・無個性」「脱・没個性」
世の中に埋もれているー個性ではなく、
あなただけの個性を見つけるためにも、
今までの先人たちの残してきてくれた積層を読み解く必要はあると感じます。
むしろ、責任とも捉えられるかもしれません。
そして、
そこから私たち建築家としての道、歴史も積層されていくと思います。
世界各地、日本各地にも、先人たちが残してくれた、
本、書籍、文献や建築物、建造物が各地にあります。
まず、身近なところにある
もしかしたら、思った以上に近くに、面白い発見があるかもしれません。
建築家になりたいと思っている方も含め、
まずは一歩外へ出てみてはいかがでしょうか。
井の中の蛙大海をしらず。されど空の深さを知る。
うん、そういうことなのかもしれません。
以上
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