NOT A HOTEL DAO、Virtual Staging AI、ShadeMap、きゃっこぴ、池田亮司の話(コンワダさん84週目)
こんにちは、株式会社アーキロイドのコンワダです。今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。バックナンバーはこちら。
Virtual Staging AI
部屋の写真をアップロードすると、数秒でAIがステージング写真を作成してくれるWEBサービスです。月額12ドルから。
アメリカではステージングを専門とするインテリアデザイナーもいると聞きます。一方でデータはありませんので主観ですが、日本では新築分譲マンション以外ではステージング自体が一般的ではないかと思います。
欧米の会社の不動産エージェントにとっては、これまでコストがかかっていたステージングをより簡単に、日本では一般的ではなかったステージングを身近にするツールとなるでしょうか。(不動産屋の物件募集の写真って、大体味気ないですし、結局部屋を見に行かないとどんな家具が置けるか想像がつかないことがほとんどですもんね。。。)
ShadeMap
衛星ビューで時間ごとに変化する陰をリアルタイムで見れて、日照時間も把握できます。何より「木の陰」が出るのが凄い、めちゃくちゃ便利ですね。何をするにも「陽当りがどうか」は重要ですから。
下記リンクからぜひ触ってみてください。上図の中野駅周辺が開くはずです。
NOT A HOTEL DAO
本連載でも度々取り上げているNOT A HOTELからDAOが出ました。独自コインNACをGMOコインにてIEOする予定だそうです。
様々なホテル会社が「これまでにない新しい体験の価値」を売りに、ホテルの立ち上げに邁進していると思います。NOT A HOTELも当然それに漏れないと思いますが、普通のホテルでいう「予約」の体験の新しさが一線を画しています。新しい予約(宿泊権の取得)の仕方、新しい決済の仕方です。外からニュースを追っている1ファンとしては今回のが第三形態というイメージです。
当初は設計段階のホテルのハイクオリティなCGを含むLPを使い部分所有の権利を売り出す販売戦略で、着工前に建設資金の大半を確保したことで大きな注目を集めました。これを第一形態と呼ぶならば、第二形態として権利をより小口化したNFTを販売し、第三形態の今回はDAO・独自コインによってより身近に宿泊権を受け取れる仕組みだそうです。
ECとファイナンスはつくづく相性が良いものです。ZOZOの「ツケ払い」やメルカリの「メルペイ定額払い」などが好例で、クレジットカード会社が分割払いやリボ払いという形で提供していたものを、サービス提供会社自身が担うようになっています。
そもそも、かつては百貨店がツケ払いや月賦払いを提供しているのは当たり前でしたが、クレジットカードの普及により決済が外部化。しかし昨今さまざまな決済サービスが登場。フィンテックの進化により再び販売者側にその機能が戻りつつあるともいえます。
金の切れ目が縁の切れ目といいますが、逆もまた然り。お金で関係値があればその会社・サービスのことを忘れないし何度だって利用します。リボ払いの返済をしている人が、その使途・決済先について思いを巡らせて「リボ払いのきっかけなっているあのお店にまた行こう」と考えることより、ZOZOでつけ払いしている人が「毎月少ない支払いで服を買えるのはZOZOのおかげ、ZOZOでまた服買おう」という方が想像ができますよね。(筆者はまだどちらもお世話になったことはありません)
少し話が逸れましたが元に戻しましょう。ホテル開発は莫大な資金を必要としますし、オフィスやレジに比べて事業計画作成や融資承認の難易度が高い印象があります。ユーザーから事前にお金を集められるのは控えめに言って最高なはず。またそのお金の使わせ方に新しい体験を組み込むことで、継続してお金を使わせる、興味を持たせる、要するに「ファン=とりこにする」仕組みを着々と築いているな、と思った次第です。
きゃっこぴ キャッチコピーのまとめ
いろんな会社のキャッチコピーだけをまとめたサイトです。最近こういう事例よく紹介している気がします。下記記事の81-webとか。
池田亮司@金沢21世紀美術館
行きたい、いや、行かねば!昨夏は当社全員で弘前れんが倉庫美術館まで足を延ばしたので、次は金沢かぁ~。日本海側の建築の宝庫。
おわりに
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございます。久々にちょっと文量多めです。
本編に書くほどのことではないのですが、きゃっこぴで見つけたマッチングサービス「knew(ニュー)」のキャッチコピーに思考を巡らせています。私は、相手を探している親友と、その親友に紹介したいと思える人、が同時に頭に浮かんだ経験がないもので。もはや親友からの紹介という状況そのものがめぐり合わせなのではないだろうか。
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今週、社内で話題になった事例(コンワダさん)について
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