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3Dテクスチャ自動生成、AI Render、クリエイターエコノミーの(コンワダさん56週目)
こんにちは、株式会社アーキロイドのコンワダです。今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。バックナンバーはこちら。
テキストから3Dテクスチャ生成「Runway」
Introducing Text to 3D Texture
— Runway (@runwayml) October 21, 2022
Generate seamless original textures for 3D assets using only text.
Available now: https://t.co/54GHaaS506 pic.twitter.com/Yp64SoFEVj
ブラウザで使える動画作成ツールRunwayが、テキストからテクスチャを自動生成する新機能を公開しました。入力したテキストから3Dアセット用のシームレスなオリジナルテクスチャを生成します。
今週もしっかり「テキストから自動生成」事例がありました。私は動画やゲームなどの3DCGを専門にしているわけではありませんが、建築のモデルを作る過程でも、良いテクスチャを見つけるのはキーになるし大変だと思います。汎用的に使えるようになればかなり有用です。Runwayについては、コンワダさん50週目でも「テキスト入力で映像制作」できるツールとして取り上げていますので、ぜひそちらの記事もご覧ください。
Blenderのアドオン「AI Render」が無料公開
StableDiffusionを使用したAIでレンダリングできるBlenderアドオンが無料公開されました。複雑な設定やコードを描く必要はありません。
テクスチャの事例とレンダリングの事例が並ぶなんて狙ったかのようですね。数か月前は「テキストから自動生成で!That's it!すごい!」とエンタメ的なバズを生み出したものが、それだけでは終わらず徐々に玄人向けに、よりクリエイティブツール的になってきたという印象ですね。従来、高度な技術やコアな技術は玄人が少しずつ使い始めて徐々に口コミで広がり、より汎用性が増したものが作られていきます。しかし、StableDiffusionをはじめとしたAI画像生成界隈では、まず初めにマスの使用に耐える最も汎用的なものが拡散し、そこから玄人向けツールに昇華していくという、まったく逆を行っているのが面白いですね。もちろんマスが使えるツールになるまでの凄まじい試行錯誤の上に成立しているというリスペクトは忘れずにいたいものです。
日本初クリエイターエコノミー調査
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— 一般社団法人クリエイターエコノミー協会 (@CEA_Japan) October 17, 2022
🗣日本初の #クリエイターエコノミー 調査を発表📄
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☑️国内の市場規模は"1.3兆円超"!
☑️専業クリエイターの半数近くが、20万/月以上の収入を獲得
☑️クリエイターの4人に1人が誹謗中傷を受けた経験有
☑️2034年に市場規模は"10兆円超"に拡大する試算
詳細👇https://t.co/WCsKT10ZNp pic.twitter.com/bMciI5mdoH
クリエイターエコノミー協会が日本初のクリエイターエコノミー調査を発表しました。tweetにあるフラッシュ的まとめを見てもポジティブな要素が多いですね。動画関連市場が2,000~3,000億円ほどになっていますが、上記2事例のようなツールが普及することでますますクリエイターが増えていきそうです。国内の潜在クリエイター数はなんと2,200万人に上るそうです。
世界に目を向けるとクリエイターエコノミー市場は15.1兆円、国内市場1.3兆円なので約1割を占めています。最近は日本の現状について悲観的なニュースやを多く見聞きしますが、クリエイターエコノミー市場では存在感があると言えそうです。ただし国内市場が大きく盛り上がりがあることはもちろんいいことですが、日本を代表するアニメや漫画のように海外で評価されるとより良い展望が見えてきそうです。
noteもクリエイターエコノミーのプラットフォームの1つです(コンワダさんは一切の収益を上げていませんが…)。コンワダさんでは、7週目に初めてクリエイターエコノミーに関する事例を取り上げています。ちょうど一年前(2021/10/22)の記事です。よろしければこちらもぜひ!
まとめ
今週も読んでくださり、ありがとうございます。今回はあっさり回でしたので読み足りない方はぜひバックナンバーもご覧ください。最後に「スキ♡」を押していただけると励みになります。それでは皆様よい週末を!
(文責:つ)
「今週、社内で話題になった事例」 について
株式会社アーキロイドの社内で話題になった事例(ニュース、リリース、書籍、動画、論文などなど)のうち、いくつかをご紹介します。元記事の配信時期は必ずしも今週とは限りません。数ヶ月前、数年前のものもあるかもしれません。
社外にこれを発信することで、
①アーキロイドメンバーが日々どのようなことに目を向けているのか、を知ってもらいたい。
②せっかく読んでもらえるなら有益な情報をお届けするために、自分たちの情報感度をもっと高めていきたい。
という目論見があります。
メンバーも大半が30代に差し掛かってきたので、備忘録という意味合いが一番強いかも。ご笑覧ください。
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