認めるとは

診断されてからの学校生活は不思議な感覚だったのを今でも覚えています

教室や集会などに出れないためクラスのみ私の事情を先生から聞かされました
知ってからというもの、周りの人の態度が大きく変わりました
あまり仲良くしていなかった人、影で悪く言っていた人達が途端に優しくなりました

一定数、障害を馬鹿にする人たちもいましたが
【多様性】という言葉を多く耳にするようになったクラスメイトは私を受け入れようとしていました
いや、受け入れるフリをしていました

どんなに優しくされても暖かい言葉をかけられても
全てが嫌味に聞こえました

優しくされることでより自分が【普通じゃない】と
言われているようで苛立ちが抑えきれませんでした


自分のお子さんや兄弟、もしくは友達、恋人、クラスメイト
診断結果を知ってもしばらくはおなじように接してあげてください
どう接したらいいか、分からないと思います
どの言葉で傷ついて、何がきっかけで壊れるかわからない
関わっていく自信を無くしていくと思います

こんな自分で支えてあげられるのだろうか
傍にいられるのだろうか
不安に押しつぶされると思います

全てを鵜呑みにして言う通りにするのが優しさではありません

意見を認めてあげる
理解する姿勢を見せる
駄目なことはしっかり注意する

診断直後はこの3つが大事だとわたしはおもいます
直後に関わらず傍に居続ける上で最も重要です

特別扱いではなく一人の人間として【認める】
全部やってあげるのではなく【見守る】

不安な気持ちは当人も同じです
ゆっくりゆっくり向き合うことが大事だと思います

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