読書感想文(42)コナン・ドイル作、延原謙訳『シャーロック・ホームズ最後の挨拶』

はじめに

こんにちは。笛の人です。
読んでくださってありがとうございます。

今回読んだのは、シャーロック・ホームズの8冊目です。
このシリーズを読み始めたのは確か2月頃で、3月に5冊目の『バスカヴィル家の犬』を読んでからしばらく期間が開いていました。
そしてつい先日からまた読み始めて、もうあと2冊で終わろうとしています。
今月中に読み切るぞ!と意気込んだものの、少し寂しいような気持ちもあります。

感想

今回も楽しかったです。
印象に残ったのはやはり「最後の挨拶」、それから「ブルース・パディントン設計書」「瀕死の探偵」などです。

「最後の挨拶」は推理ものと言えるのかはわかりませんでしたが、ホームズの世界を楽しむことができるお話でした。

「ブルース・パディントン設計書」は久しぶりにホームズの兄・マイクロフトが登場しました。この二人の会話のテンポがなんとなく好きなんですよね。

「瀕死の探偵」はネタバレを避けると上手く感想がかけませんが、この手法って現代でも色んなところで見られるよなぁと思いました。そして今更ながら、ホームズシリーズが19世紀末〜20世紀初頭に書かれたことに驚きました。改めて、シャーロック・ホームズって古典的な立ち位置なのだろうなと思いました。
そうなると、他の推理小説も俄然読みたくなってきます。
しかしホームズも残り2冊となってしまったので、それらを読み終わるまではホームズの世界を楽しみたいと思います。

おわりに

シャーロック・ホームズは新潮文庫で10冊にまとめられています。
今回はそのうちの8冊目にあたるので、残り2冊です。
ゴールが近づいてきた歓喜と終わってしまう寂寥が混じった複雑な気持ちです。
新潮文庫のシェイクスピア作品を制覇した時は達成感が圧倒的に強かったのですが、これはまだ一応新潮文庫で出ていない他の作品が残っていたからだろうと思います。
とはいえ、ホームズは期間が開くと頭が鈍ってしまうので、やっぱり今月中には読み切るつもりです。

明日中に9冊目の『シャーロック・ホームズの事件簿』は読み切るつもりですが、その前に別の本を読もうかなと思っています。つまり、明日は2冊読む予定です。もっと言えば、実は3冊読む予定です。どこまでできるかわかりませんが、今月の目標はあと6冊なので頑張ります。

というわけで、最後まで読んでくださってありがとうございました!

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