#3 物件 ~其の弍~
3軒目の申込みの前に、まとめて数軒を内見。
うーん、、
なかなかに難しい、そんな感じで。
そんな時、the淡白、と言えば聞こえは悪いが普段あまり抑揚のない、波の波状が緩やかな男・小林くんのテンションが爆上がり。
「佐藤さん、出ました!これはでましたよ。良いの出ちゃいましたよ。期待してて下さい!」
とまでは言っていなかったけど(もう少し平坦なテンションで)それぐらいテンション上がる物件が出たとの一報が。
もちろん内見しましょうということで、内見。
…うん!素晴らしい!
カッコいい建物だし、場所も良い。何より今入っているのが美容室で、居抜きであるということも二重丸。
入ってすぐ『あっ…ここだ』とピピッとくるものがあった。
オーナーさんも同行して下さっていて、少しお話を聞く。
それなりの想いを持ってやられていたんだなぁと実感…当然ですよね。
お店作りにこだわりを感じたし、今後の話も少し聞いて、もっと話してみたくなったけど今日はあくまで内見なのでそんなに話せずでしたが、奥底の意思みたいなのを感じさせて頂きました。
大切に営業してきた場所なんだろうなと。
しかしここで気がついた事。
あれ…そういえば家賃も初期費用にあたる費用何も聞いてなかったな、と。
内見させてもらったことにお礼を言い(今のサロンさんはまだ営業中ということで定休日を開けて頂きました)、管理不動産さんの事務所で図面を見て色々話を聞く…
…おぉ…家賃高い。
そりゃそうだ。内見しててうっすら思ってましたけど、この物件いい建物だもの。築浅だし、外観かっこいいし、場所いいし、こりゃ高いですよね。
the end...
こういう時、しがみついても仕方がないです。
どうしても動かせない条件の一つに、お家賃という部分があります。
毎月運転していかないといけない。マストの出費の最優先項目。
はい、次、つぎ…
ということでその次に上がってきた物件を矢継ぎ早に内見。
小林さん、仕事できます。
先述のおよそ2日後、また脳内革新が起きます。
素敵な物件を金銭の条件面で諦めたことで少しばかり打ちひしがれかけていた矢先の出来事。
これはピーコックの裏手あたり、落ち着いた通りに面した物件。
通りに面した、といっても裏路地な雰囲気の通りで、住んでいる方や用事のある方しか通らないようなマニアックさと、上におばあちゃん大家さんが住んでらっしゃる建物を改装して店舗にしてあるという古民家的雰囲気が同居するやや昭和なイメージ。
可愛いぞ…
もちろん場所と建物は知っていましたので「ついにここか感」が自分の中ではあり、一気にここでお店をやるイメージが湧いてきたのでした。
ワナワナする気持ちを抑えながら中を拝見。
雑然とした店内は前の業種さんの名残がややあり、家を改装したという痕跡さえ未だ残る不思議な作りをしておりました。
不便そうとかそういうことより、普通じゃないってこと、手の加えよう次第で吉にも凶にも転がりそうな現在の内装に心が踊るしかありません。
即座に申込。
小林くんもホッとしたことでしょう。僕はホッとしました。
契約の日を調整しつつ、その前に現調(現地調査)することに。
そしてその時、まさに、激震が入ることになるのだった…
fin.
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