#2 物件 ~其の壱~
新しくヘアサロンを創るにあたり、大切なことは山ほどあります。
その、まずはベースとなる存在。
これがないと始まらない、始められない存在、それが『物件』
老若男女、千万差別、十人十色…
そんな熟語達に比喩されるように様々な物件があるわけで、
当然、良し悪し、問題の有る無し、不運 etc...
1月末からのんびりと始めた物件探し、早くももうすぐ5ヶ月を迎えようとしているところであります。
焦りは…まだありませんが、ただ、長いトンネルの後ろを振り向けばもう入り口は見えない感じ。
前には一筋の光、ではない、大きくなったり小さくなったりする灯火のようなものはあります。
要は全然明確ではないまだまだ不安定なものだってこと。
紹介された件数14、内見件数8、申込みした数3
これが多いのか少ないのかは分かりません。
申込してダメだった物件達は、その時恋焦がれ惚れ込んだ物件なのでフラれた時の残念さと言ったら…
こんなに落ち込むんだ、こんなに引きずるんだ、と恋愛にまだまだ疎い高校生のような気持ち。
四角、ではなく1面が斜めになっている不思議な形の建物でした。
東には道路、北には線路、南向きに入り口があって、西側は路地の、なんとも忙しい立地。
だけどとっても目立つ、これからの街の発展も考えた時とても魅力的な物件。
スケルトン状態(業務用エアコンも2機ついてたし!)
しかし、、飲食店をやられるという方に敗北、、
勝ち負けではないのですが、敗北感がすごかったです。初めてだしね…
p.s 後日談。後のこの物件、今はdimanche近くの踏切の隣、PELMEさんです。元ヒラクヤの方々が移転新規オープン的にやってらっしゃるので絶対ご飯は美味しいですよ!(僕はまだ行っていません…)
これはとにかく惚れ込み、そして今も悔しい物件。
自由が丘の緑道から路地を入ったところ、カ○カナさんの横の横辺り、白い素敵な建物。
今は撤退してしまったけど、うなぎの革の小物屋さんで。
天井は低かったけどエントランススペースが超可愛くてお庭もあって、植栽もステキで、白い壁でまさにディマンシュっぽい!ってイメージ(ddのお客様ならそのイメージなんとなく分かるはず)
ここは1番手に申込もできて、さぁあとは決まるだけ!と思ってた矢先…
カクカクシカジカ、、
カクカク、シカジカ、、、、
ありましてNGに。
これはヘコみました。不動産の方(小林さん)は僕よりも悔しがっていた。
あまりにも悔しがってくれて、怒って、不動産業界への正義の話をアツくそれはもうアツくするものだから、僕の喪失感なんてちゃちなもんだなぁーと、そんなものすーっと和らいじゃいました。
今思えば、小林さんに感謝。
年上なのに小林くんと呼びたくなる小林さん、彼がそんなだから、
くっそー!いい物件見つけてやろうぜー!
と、お互い奮起出来た。
そして確実に絆が深まったと僕は思っています。
…次回に続く…
fin.
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