お子様セット卒業の日 2024.12.20
神様から与えられた日をお陰様で次男とゆっくりと過ごし、学校から帰って来る長男を待って夕方から歯医者へ向かった。
我が家の子ども歯医者事情は、昔住んでいた時から通っている歯医者に車で行っている。慣れ親しんだところがいいという理由と、その歯医者さんはスタッフさん全員素晴らしいし病院もキレイだし、そして元住吉という街が家族全員で大好きなので歯医者という理由にかこつけて定期的に通っている。
子どもはまだ幼いのでガッツリした治療もないからできていることかもしれない。定期検診と、小さい虫歯があっても10分ぐらいで終わる。
そして儀式のようにその後に洋食屋さんに寄る。元住吉老舗の洋食屋さん『ゆうき亭』。長男は下の子がお腹にいる時から来ているし、夫婦ともども、今は家族全員で大好きなお店だ。
歯医者の後には必ず寄る。臨時定休でフラれたことも数回あるが、その際の残念度というか落胆ぶりと他に食べたいものがない!お口がゆうき亭なのだ!感がものすごいのだ。
実は前回臨時休業で残念だったのでこの日は前から行きたいと決めていたし、恐らく年内最後の外食になるので気合が入っていた。
17:30の開店ちょい過ぎくらいに着くともう既に2組が入店済みだった。いつもの女将さんが気さくに迎え入れてくれる。お嫁さんも淡々と仕事をしているがとても良い方々。男衆はきっとキッチン担当なのだ。今は息子さんが料理長、親父さんはコックコートと帽子をかぶってキッチンとフロアを行ったり来たりしている。
メニュー表をみて注文を決める。僕らはたいてい迷うのだが、子ども達はいつものお子様セットだろう。ハンバーグと卵焼き、ソテーされたホウレンソウにグラッセしたニンジン。と、ご飯。それにジュースとプッチンプリンも付く盛りだくさんなメニュー。
しかしこの日の長男は違った。
「僕ステーキ食べる」えっ、マジ?何度か本当にお子様セットじゃなくていいのか確認した(値段的な部分も含めて)。後半ちょっと半ギレだったので、あぁ、そういうことね。もう子ども扱いしてほしくないのね、と悟った。
しかしながらここはハンバーグも美味しいから、ハンバーグ100gとステーキ80gのやつにしたら?という提案には乗ってくれたので、注文する。ついに長男がお子様セットを卒業する時が来た。次男年長が逆に兄貴のように「かなもお子様セット卒業だね」と言っていたのには笑えた。
2人ともペロリと平らげ(男の子、最近食欲がすごい)、長男も初めての大人メニューに自信を持てたんじゃないかなと。
お子様セット卒業は少し寂しくも嬉しい出来事だ。しかしここだけの話、こらからかさんでいくであろう食費に戦々恐々とする親なのであった。