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【渋谷区】宮下公園 命名の謎 謎ってほどでもないですけど。
今回はこの場所。宮下公園。
宮下公園。再開発著しい渋谷駅近辺。この場所から東京時層地図をパチリと。ここは宮下公園で渋谷駅に一番近い場所です。
以前は宮下公園といえば近寄りがたい東京アンダーグラウンド的雰囲気がありましたが、再開発によって整備され、4階建て、屋上公園とショップがある最先端の場所となりました。
この日は東映でプリキュアをみて、宮下公園の一階にある渋谷横丁で食事。まあなんというか観光客向きの食事処でしたね。マックで買って屋上公園で食べるっていうのが庶民正解ルートだったかもしれません。
大正時代の地図をみると渋谷川が通っていることが確認できます。原宿の隠田神社編でも渋谷川=キャットストリートであるということを取り上げました。
渋谷川の水源は新宿御苑の池。そのほかにも明治神宮の池、支流がいくつかあります。支流の一つである河骨川は「春の小川」の歌のモデルになっているといわれています。
高野 辰之 1876年(明治9年)ー1947年(昭和22年)
春の小川
はぁるのおがわは さらさらいくよ♪ きぃしのすみれや れんげの花に♪
有名ですね。
高野は当時名前を伏せていたものの多くの歌を作詞しています。
『故郷』うさぎおいし かのやま~♪こぶなつり しかのかわ~♪
『朧月夜』なのはーなばたけぇに いりーひうすれ~♪
『もみじ』あーきのゆうひーに てるやまもみじー♪
『春がきた』はーるがきーたー はーるがきーたーどこにーきたー♪
を作詞しています。全部小学校で習う歌。懐かしいですね。
渋谷川は葛飾北斎(1760-1849)の富嶽三十六景にも隠田川水車として描かれています。
富士山は西の方角にあるから、川を東からみると右から左に流れているはずなんですけど、左から右のようにも見えます。
で、宮下公園はなぜ宮下公園というか。
大正時代の地図をみると「梨本宮邸」がありますね。梨本宮は明治3年(1870年)設立。
写真は皇室写真帖 。3代目の守正王 伊勢神宮宮司や陸軍大将などを歴任、A級戦犯疑惑で巣鴨プリズンに投獄されて、その間梨本宮邸は集団強盗が入って家財が盗難にあいました。ホントかどうかはWikipediaなのでなんともいえませんが・・・
さらには梨本宮夫妻の第一女子は李氏朝鮮の最後の太子と結婚。戦後は李方子として活躍。いくつかのドラマになっているそうです。
梨本宮邸の近くにあったから宮下公園。なるほど。宮がつくところは、皇族になにかしら由来している可能性もありますね。