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名古屋城内を寄り道しながら東海農政局~大谷さんのサインと満開の御衣黄満喫
名古屋城の正門近くにある東海農政局担当者にあいさつに出向きました。
名古屋市営地下鉄「名古屋城」(今年1月から駅名変更)を降りて、金シャチ横丁を通り過ぎると、フジ棚に早くもフジの花が垂れ下がり始めていました。ここでまず寄り道。次いで名古屋城の東門へ。名古屋市在住の65歳以上だと、入場料500円のところが100円になります。
入場して一直線に正門へ…と思いつつ、WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)のため、来日したエンゼルスの大谷翔平選手がサインした切り株があることを思い出しました。
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西の丸御蔵城宝館に入ります。大谷選手の故郷、岩手県奥州市の月山神社の境内森林から切り出された樹齢350~400年の直径80㌢の松の切り株が展示されていました。週末は行列ができる人気とテレビで報じられていましたが、平日の昼前ですぐ見ることができました。
「写真撮影自由」とのことでした。サインした3月4日の日付もありました。この「月山松」は、木造復元計画中の名古屋城の3階の床を支える最も長い16㍍の梁になるとのことです。
西の丸御蔵城宝館では、重要文化財の名古屋城本丸御殿対面所障壁画をはじめとした春姫の婚礼にまつわる調度品なども6月18日まで展示されています。無料です。なお、大谷選手のサイン入り月山松の切り株は、4月14日から5月7日まで名古屋城本丸御殿で再度展示中です。
さあ、西門をくぐって東海農政局へと思いつつ、案内ボランティアの方に「そういえば御衣黄が咲いたそうですが、見頃ですか?」とたずねました。親切にスマホで撮ったばかりの写真を見せてくれました。
これは行かなければ。再び二之丸庭園に戻ってあちこち探して見つけました。咲き始めの淡い緑色の花。なかには赤みを帯びたものもありました。あまりの巨木に圧倒されました。
品種名の御衣黄は、貴人が着用する衣服の色に見立てたといいます。江戸時代にシーボルトが持ち帰った標本の中にも含まれていたそうです。寄り道の甲斐あり。
再び西の丸御蔵城宝館に戻り、ようやく正門をくぐり、東海農政局へ到着です。寄り道もまた楽しいものです。
4月16日(日)には、JR東海のさわやかウオーキングが名古屋駅から名古屋城を経由する7・9㌔のコースで開催されます。フジの回廊から見上げる名古屋城。そして雨にも負けず、黄砂にも負けず咲いている御衣黄。ウオーキングこそ寄り道をお勧めします。
(2023年4月15日)※2023年10月1日再掲