人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか
人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのかを読みました。
年縞(ねんこう)という言葉はご存知ですか?
年縞は1年1年季節を越えるたびに積もる地層です。
実は日本にはこの年縞が7万年分綺麗に蓄積された場所があるんです。
それが福井県の水月湖です。
水月湖は、流れの少ないない湖底に毎年少しの地層がたまり、そこにある断層により、その地層を上回るスピードで沈降する為、過去の7万年分の地層が参照できる奇跡的な場所です。
この積もった地層を年縞と言い、年縞を観察すると、その時期の火山や地磁気回転、植物、文化の変遷を具に確認できます。
また、もう一つ重要な年縞の役割として、炭素年代測定の誤差を補正できるのです!
ここは本読んで、是非とも中川先生らの情熱を感じてほしいです!
日本にこんな素晴らしい研究と場所があったんですね!
ご興味がある方はぜひ!
ちなみに年縞が飾られている知る人ぞ知る福井県年縞博物館があります。ここは博物館としての賞も受賞している素晴らしい博物館があります。行くとリピーターになる人がいるほどのクオリティーになっており、是非ご訪問ください!