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旅を少しだけ良いものにする、たった一つのコツ
バックパッカーは基本的に貧乏旅といっても、日本人である限りは必ず飛行機に乗って海外に行くわけだし、ある程度のお金は必要だ。
何のために旅をしているかは人それぞれではあるけれど、せっかくお金を出して海外に行ってるんだから、「行かなければよかった…」なんて後悔は絶対にしたくない。
損得勘定が染み付いてる関西人の僕は、帰国したら友だちや家族に「いい旅だったよ。」って軽やかに言いたいし、旅ってやっぱり良いな、また行きたいな、と再認識するためにも充実した旅をするのは大切だと思う。
そんな僕が旅をより良いものにするために、気をつけていることがたった一つだけある。
それは至ってシンプルで、「楽しむ気持ちを忘れない」こと。
つまり、旅の最中にどんなに悲しいことや辛いことがあっても落ち込まずに立ち止まらずに笑いに変えることだ。
世界中の絶景を巡って、日本では見たことのないような料理を食べて、現地人や他のバックパッカーたちと苦労しながらもコミュニケーションをとる。旅ってそんな瞬間が楽しかったりするけど、もちろん楽しいことばっかりじゃない。
旅にトラブルはつきもので、それがきっかけで滞在先や旅そのものを嫌いになりそうなこともある。でも、そうやって予想外の事態が起きるたびにいちいち苛立ったり、落ち込んだりするのはもったいない。
トラブルさえも楽しみに変えていくことが、旅を良いものにすることに繋がるはず。
だから僕は日本では考えられないようなハプニングが起こる度に、それを笑いに変えるようにしている。むしろハプニングのない旅なんて、ただの刺激のない日常に成り代わってしまうんじゃないかとさえ思う。
飲食店で注文したものと全く違う料理が出てきたときは、怒りや呆れなんてものは無くむしろワクワクする。たとえそれが全然美味しくなくても、自分の選択肢になかった味との偶然の出会いを存分に楽しんで、それもまた新感覚だなんて、プラスに捉えてしまうことが大切。
つまり、バカになるってことなのかもしれない。
完全に騙しにきてるのがバレバレな現地人はうざがらないこと。イライラして呼びかけを無視するよりも、笑顔で華麗にかわすほうがスマートでかっこいいしノンストレスだ。
時々「いやそんなベタな手引っかかるかーい」なんて日本語でツッコむのも楽しい。そこからなんかワケはわからないけど相手も笑顔になってハイタッチ、じゃあまたどこかでね。なんてこともあったりするからやめられない。
フランスで長年連れ添ってきた大切なバックパックを盗まれたときは、正直しばらくはヘコんだ。それでも徐々に「これはエピソードとしてなかなか美味しいかも?どうやって友達に話したらウケるかな…!」なんていつの間にか、トークの練習をしている自分がいた。
僕が頻繁にSNSで旅の様子を発信するのも、これに繋がっている。
「思ってたのと全然違うメニューが出てきました〜!まずい!」
「宿に帰れてると思ってたら全然知らない場所に到着した…ここどこ?」
なんて、ちょっぴり悲しい出来事もポップにTwitterで発信すれば笑いに変えられるし、投稿を見てコメントをくれたフォロワーとのコミュニケーションにも繋がる。
そして結局は、良いネタになったなあなんてポジティブに切り替えられるものだ。ひとり旅の最中でも孤独を感じさせないSNSは、僕にとっては必要不可欠。あと、旅のリアルを発信することも使命だと思っているし。
せっかく日本を離れて自分が選んだ世界を旅してるんだから、悲しいこともハプニングも何もかも楽しめた方がいい。だから笑って吹き飛ばそう。
日本ではちょっと不機嫌になるようなことでも、旅先ではおおらかな心で受け止めて、笑顔で返す。そうやっているとそこからまた新しい出会いや学びに繋がる。
これが僕が実践している、自分の旅をほんのちょっと良いものにするコツ。
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