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「光る君へ」 第5回 告白

今日のメインはまひろが道長の正体、道長が道兼の所業を知ったことだけど、内裏でも花山天皇・側近VS公卿たちの溝が深くなっている。
そして道綱(と母)登場。


【今日の行成】

今日はこんなにセリフがあった!(これ以上セリフ増えたら無理)
 「それはこれからのことでございましょう」
 「あ…皆様、そろそろ弓の稽古の刻限です、庭に参りましょう」
 「いかがなされました?お悩み事でもおありのような…」
 「女子のことでしたら、まずは文をお遣わしになるのがよいと思いますが…」
 「何なら代筆いたします」
行成役の渡辺大知さんって「青天を衝け」の家定でしか知らないんだけど、あの声のかわいらしさってやっぱり12歳の「行成」としての演技なんだろうか。
でも放映後、公式にアップされたインタビューでも同じ感じだったな。
しかし「行成役」の俳優さんがいて、行成について語る日が来るとは…!


さて例によって雑な感想を。

  • まひろ宅、うさん臭い坊さん?とよりましがやってくる。「よりまし」って子供のイメージだったけど、成人の男女もアリらしい。

  • 道長、同僚が舞で倒れた姫の噂話をするのを聞いて、まひろと気づく。あそこで自分を見た驚き(身バレ)で倒れたと思った?

  • 実資と義懐・惟成の対立あらわ。ロバート実資の目力がすごいw

  • 四条宮(関白家)での三納言+道長の勉強会。
    公任がやたら斉信につっかかるのを行成が間に入ってハラハラしている。

  • 斉信が手のひら返し。妹(忯子)が入内してるから当然ではあるけど、機を見るに敏はいかにも彼らしい。

  • それにしても甥(行成)の目の前で義懐と呼び捨てにする公任どうなの。
    斉信はちゃんと「殿」つけてたのに。
    公任が斉信に絡むのは自分の妹(諟子)も入内させてるのに(今のところ描かれてない)あまり寵愛されてないやっかみからか?
    行成も全然他人事で、このドラマでは最後まで叔父ー甥関係はスルーなのか?行成、出家後の義懐にもよく会いに行ってるのに(数少ない生き残ってる親族)。

  • 行成、自ら代筆を持ちかけるも、道長にすげなく断られる。
    …道長、あんた(呼ばわり)、後年さんざん激務の行成に書かせるよねw
    て、すでに行成、もうそれが自分のウリになってるんかい。

  • 兼家と道長、二人の食事シーン。ここに道兼がいないということはすでに家庭を持っているということか?繁子ー!!w

  • 道隆と詮子のシーン。父憎しのためにその父を全面支持する道隆のことも一緒に憎むようになって、いずれは定子のことも…そういう伏線か。
    今のところ、このドラマの道隆じゃちょっととばっちり感あるな。
    (ちなみにこのシーンの字幕、詮子が彰子になってた)

  • そういう流れにするなら、道隆をもっと兼家に似たタイプに描けばよかったのに(下記)。多分そっちの方が史実に近いと思う。歳を重ねてだんだん似てくる演出かな。

  • そういえばこのドラマではあくまでも道隆は汚点一つない嫡男ぶりだから、大酒飲みエピは全然出てこない。死因も疫病でいくのか。泥酔して寝込んでたのに一瞬でそんな気配もなくシャキッとした姿になる大鏡の話好きなのに。

こんな場合のご用意は平素から慣れていらっしゃいますから、かねてご持参の御櫛やこうがいを、お取り出しになって乱れた髪をつくろいなどなさって、お車からお下りになりましたが、そのご態度は少しも、今の今まで酔っぱらって寝ていたというご様子もなく、じつにおきれいでいらっしゃいました。いったい、ふつうなら、あれほど酔っぱらった人が、その晩は起き上がれましょうか。その点は、この殿〔道隆公〕のお飲みっぷりはりっぱでしたよ。

大鏡 全現代語訳 保坂弘司 1981年 講談社学術文庫
  • 関白と左右大臣の密談。顔を赤くした頼忠、リトルボイス返上。
    からみ酒タイプか?雅信、視聴者の声代表していいツッコミw
    息子の公任のことだけが心配って言ってたけど、入内させてる娘(諟子)のことはいいのか。

  • この時、猫を追った倫子が通る(てことはこの場面、雅信邸だったのか)。
    いくらなんでも左大臣の姫君が顔丸出しは…。兼家への顔見せか。

  • 道綱母(ここでは寧子)と道綱が初登場したけど、一瞬だった。
    道隆の次の子なのに、アホっぽい描き方だな…w
    何度かXでも呟いてるんだけど「蜻蛉日記」に書かれた兼家に自分は悪いイメージを持っていないし、日記自体も別に恨みだけの日記じゃないと思ってる。
    道綱は955年生まれ(天暦9年)だから今日の場面では29歳。たぶんその頃はもうあんな家族団欒機会はなかったはず。兼家、はっきり言い過ぎ。

  • 道長、身バレしてると思ったから「道長」で文を書いたんだろうけど、そこはまだ「三郎」でいいんじゃないか?

  • 兼家、晴明を呼びつけて、懐妊した弘徽殿女御(忯子)の腹の子を呪詛しろと命令する。御簾の中に公卿勢揃い。道隆もいた。でも全員の利害一致ってありえないんじゃないか。

  • でも、兼家はなぜ花山に皇子が生まれると困るかは言ってない。
    皇子が次期東宮になるのが困る?
    忯子の父 為光(兼家異母弟)が外祖父になってしまうし、兼家の娘(超子)が産んだ居貞(花山異母弟)が東宮になれなくなるけど、為光も居貞も登場してないからどちらもドラマ上理由には使えない。
    流産させて花山にショックを与えて退位させようと計画してるから?
    それなら忯子を呪詛する方が早いし、あのクーデターは公卿合意の元ってことになってしまう。結局よくわからない…。

  • 道長とまひろ再会シーン。直秀も全て知ってしまった。

  • 道長が道兼を問い詰め、殴る。兼家、そこ大笑いするとこ?「熱き心」って…。
    道兼が唖然として道長を見たのは、道長が褒められたから?それとも「なんだこの親父?」とのアイコンタクト?w


【今日のソウルメイト】

道長、身分を告白し詫びる。それがまひろが倒れた理由だと思ってたから。
ところがまひろからそれ以上の「告白」を聞いて驚愕。
詳細な経緯説明。このシーン、なんと7分ほどもあった!!7/45ですよ…。
結局、二人とも(まひろの)母が死ぬことになったのは「自分のせい」だと思ってしまう。まひろは6年間そう思い続けてきて、道長は今それが始まった。
こんな負い目持った同士が結ばれるんだろうか。持った同士だからこそ?
韓国ドラマっぽくて面白いってポストが結構あって、そういう見方もあるのかと。主人公の恋愛ドラマとして確かに見ればそれっぽい?のかもしれない。
自分は感情過多な(あくまでも自分メーターで)ドラマや歌い上げる系の歌も胃にもたれてしまうので、ああいう演出は理解はするけど正直得意じゃない。
長い…と思ってしまった。間違いなく今回の目玉シーンだったんだけど…すまぬ。


来週はいよいよ清少納言(ききょう)登場。
なんと父・元輔と一緒らしい。道隆邸(東三条殿?)での漢詩の会の場面らしいが、ききょうと行成が同じ空間に!
そして今回、意味ありげに漏らしてた詮子の「裏の手」が明らかになる?

ではまた来週!

そういえば、最初にこのドラマのOP曲聞いた時に、海外ドラマ「ウエストワールド」のOPを思い出した。今でも大河の方のメロディーを思い出そうとすると途中からこっちに切り替わってしまう。
単にこっちの曲の方を聞いた回数が多くて、大河の方はまだ耳が覚えてないだけだろうけど。でも改めて見ると映像、ちょっとイメージ似てる?

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