「光る君へ」 第37回 波紋
眠かった、長かった。以上。
今回、本編42分中37分はまひろ出てたんじゃない?
うち道長のシーンは2分くらい?
まひろ無双に馴れれば馴れるほど退屈感が増して、時間が止まってるかと思った。
ソウルメイトパート45分の地獄を想像して「それよりマシ」と耐えた。
今回は「紫式部日記」ベースの内容が多かったらしい(←自分は全編は未読)。
熱量急落、下げ止まらぬままだが、とにかくGO!
相変わらず世界の中心はまひろ
土御門殿で主上への献上品とすべく「源氏の物語」を製本化。
なんでまひろ風情が行成に清書の依頼してんの!?
もっと上臈女房か、彰子、倫子、道長がすることじゃないの。まひろ、噂の火消しのためか突如宿下がりを申し出る。
赤染衛門にクギ刺されるまで何にも感じてなかったのか?
彰子のまひろ偏重継続中。
いくら考えても「なぜそうなった?」かが今でもわからない。
「ひとときでも離れたら困る」のってちょっと病的な依存ぶりなんだけど。
さらに「早く戻るよう」文まで送ってくる。
…まさかこれ定子様と少納言のエピのパクリ??まひろ、賢子が次形態になるぐらい久々の実家戻り。
酔ってペラペラと宮中の出来事をしゃべりまくる。
これ、どういう意図のシーンなの??
母と子の溝を描くにしても、なんかピントずれてない?
あれじゃ賢子だけじゃなく惟規や家人たちとにも溝できたけど。
酔った勢いかと思いきや、素面の時から自分家を「みすぼらしく感じた」とか言ってたし(心の声)。
まひろ、上流社会と関わった自分も上流と勘違い野郎じゃん。
Xで見た「宮廷出羽守」には笑った。確かに宮廷デハーばっかり言ってた。
まさか“闇落ち”タイミングまでソウルメイトは以心伝心ってこと?
そりゃ賢子もイラっとするわ(初の共感w)。
でも賢子の「嫡妻でなかったから〜」はちょっと変な言い草。さすがに赤染衛門に言われたことが多少は気になってる?
彰子とともに内裏に戻ったまひろ。
彰子と敦康の対面中に主上までが(また!)お渡り。
主上に豪華装丁本のアイデアはそなたかと尋ねられたまひろがこれまでの経緯を説明する。
否定だけでいいんじゃ!ペラペラと種明かしするな、不敬。
そして物語はまだまだ続くとドヤ顔。
「光る君の一生はまだ終わってはおりませぬ。今いろいろと考えております」
そして主上の発案で物語の朗読会開催。主上も褒め要員か。。藤壺、夜。悲鳴を聞きつけ駆けつけるまひろ。
いつでもどこでも一番はまひろ。
今日の道長
まひろの姿が見えないと赤染衛門に聞く道長。アホですか?
藤壺に盗賊が入った後、まひろ局にてうっかり本音を漏らす。
「敦成親王様は次の東宮となられるお方ゆえ」
は???先週言ってたことと違うじゃん。
さんざん私利私欲のない人物として描いてきて突然これ?
ずっと道長の頭にはあったけど表面には出さずにいた…って内面の葛藤も全く描かれてないのに。本当に何でもかんでも経過すっ飛ばし過ぎ。ここから黒道長に変わる?別にこれが普通の道長なんだが。
架空の恋愛パートに時間割いてる暇あったら、過度な漂白などせず、無欲な末っ子が権利の座についてから徐々に変わっていく過程を少しずつ描いてくればよかったじゃん。
“闇落ち”(でもなんでもないが)を衝撃的に描きたいのか知らないけど、話がブツ切りで連続性がないんだってば。
そのほかの皆さん
伊周 寛弘6(1009)年正月7日の叙位で正二位に叙される。
ドラマのナレでは「道長と同じ」としか言ってなかったが、正確には「道長・顕光・公季と同じ」。
二人とも画面に映ってたんだから省略しないで名前挙げてやれよw
この場面での伊周のセリフ、
「私は第一の皇子におわす敦康親王様の後見、左大臣様は第二の皇子敦成親王様のご後見であられます」
敦成を「第二の皇子」と言ってるの、百日の儀での伊周の和歌の序題から持ってきてるよね。
こんな場面で言わすんじゃなく、ちゃんと百日の儀やればよかったのに!
行成から筆を奪い、周囲の凍りついた空気も気にせず自作の序題をサラサラと書く伊周、呆れて眺める実資や俊賢、公任。
そこへ主上が道長に盃を賜り道長と和歌を交わす。
過剰な自己評価の高さ(優秀であるのは間違いないが)と空気の読めなさ、これぞ「THE★伊周」が凝縮された場面だったのに。
ブツブツ言いながら人形を切り付けてるワンパターン描写はいい加減飽きた!
(何年やってんのよ?)
それに今さらだけど、伊周呼びほんと不快。『帥』って言えや!
そしてついに高階光子と源方理登場。
またも公式サイトは次回あらすじで「伊周の関与が明らかに」と断言。
まぁこのドラマでは何年にも渡って「やっちゃってる」けどさ。
実際は、発覚したのは叙位された直後の正月30日で、2月20日に朝参が禁じられるも6月には許されてる。
もし関与が事実だったらそんなに早く許されるわけがない。公任・隆家
公任「伊周殿がここまで盛り返すとは思ってもおらなんだ」
隆家「私は兄とは一切関わりございませぬ」
公任「まことか?」
隆家「とうの昔に兄は見限りました。左大臣様をあおるようなことを申す兄にもはやまともな心はありませぬ」
このドラマで隆家がやけに道長にすり寄る人物として描かれてるのはもうしょうがないとしても、だからと言ってここまでひどいセリフを言わす必要ある?
「考えが違う」とか「別の道を進むことにした」でいいじゃん。
『もはやまともな心はありませぬ』って何か思惑があってわざとひどく言ってるにしても言い方ー!
伊周が不憫でならん。
隆家がこんなじゃ脩子様が隆家んちに身を寄せる話、やらないの確定かな。
でまた公任のセリフもさぁ…
公任「俺も斉信も行成も道長を支えるつもりだ。そなたもその心があるか?」
何なの?公任は道長の参謀?親衛隊隊長?なんで俊賢入ってないの!?
「伊周殿に何か動きがあれば知らせよ。よいな」だって。何様。
「はっ」と言ったものの隆家は何か考えている様子ではあったけど。ききょう
竹三条宮、脩子様の元でまひろの物語を読む。
この時、ききょうが着てた袿、定子様が着てたらしい。
あり得ないだけじゃなく、こういう仕込みというか小細工は好かん。
分かる人には分かる的な。
やるならこのドラマらしくもっと安易に形見分けのシーンからやるべき。
おかしなところにツッコミは入れつつも、大体は「ふーん」って感じに終始した。
ついに危険水域に来てしまったか。
いったんこうなると一気に冷める我が性格。
放送後の公式の怒涛ポストもほとんど見なくなってるし、キーワード(平安)で自動録画されてる関連番組も未再生のまま削除を繰り返してる。
あの古記録切り抜きポストもただのアリバイ作りにしか思えないんだよな。
「大河」のテイ取ってます的な。ちゃんと考証に基づいてます的な。
都合よくつまみ食いされてるようで不快な気持ちになる。
せっかくここまで継続したので脱落はしないけど、心情的にはそれに近い。
もはやnote記事完走のために見てる感じ。
もうすぐガイド本完結編の発売だけど、どうしたものか。。
第38回予告 「まぶしき闇」
・少納言とまひろ対面
・彰子に甘える敦康(…)
・敦良受胎?
・和泉式部が頼通に耳打ち?
・伊周の荒んだ顔…退場近しか!?(寛弘7年)
そういえば今朝、脚本家生出演のNHK情報番組があったんだった。
その時間、レコーダーに録画中ランプが点ってたからまたキーワードで自動録画したんだろう。
少なくとも大河放映中に再生することはないし、ほかの番組同様見ずに削除するかもしれない。
どんなことを言ったんだか。知らぬが仏だな。。
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